平成19年度事業報告

 

                     自 平成19年4月1日     至 平成20年3月31日

 

 

 わが国の経済は、輸出産業を中心として設備投資が増加するなどにより緩やかな拡大基調で推移しました。しかしながら、年度後半からサブプライム住宅ローン問題に端を発した金融不安、原油価格の高騰、急激な円高などにより、景気の減速が生じてきました。このような情勢の中、地方の中小企業や木材産業では中央との格差が広がり、厳しい状況を呈しております。

木材需要の大部分を占める新住宅着工については、昨年6月の建築基準法の改正施行等により大幅に減少し、木材需要量の停滞や材価の下落などが続き厳しい経営環境にあります。

 国産木材チップ業界は、景気動向に伴って紙・板紙と中心としたチップの堅調な需要が続き、チップ生産は針葉樹、広葉樹ともほぼ前年並みかやや増の生産となりました。しかしながら、木材産業全体の動きの中で長期にわたる価格低迷による森林所有者の立木販売の先送り、素材産業者の減少等から原材料の確保に苦渋を来たしております。こうした状況から木材チップ製造業は量的かつ価格的に安定経営の状況に至らず厳しい状況が続いております。

 当連合会は、これらの諸問題の中で、事業計画のもとに会員一同が積極的に次の事項に取り組んでまいりました。

 

本年中に当会員で勲章及び表彰を受けられた方は、次のとおりであります。

心からお祝いを申し上げますとともに、ますますのご健勝をご祈念申し上げます。

 

旭日小綬賞     笹森  篤  平成19年春  宮 城

黄綬褒章      服部 匡博  平成19年春  愛知県

グリーン賞     岩切 好和  平成19年秋  宮崎県

東久邇宮祈念賞   山本 正信  平成20年春  静岡県


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