アラースの木について、メールでご質問がありましたので、こちらでお答えします。
お答えアラース(alerce スペイン語)は、ヒノキ科 Cupressaceae の Fitzroya cupressoidesという種で、チリの特産です。
(Fitzroya は、ダーウィンのビーグル号の船長Fitzroyに因んだ属名です。
cupressoides は、Cupressus(イトスギ)属に似た(oides)という意味です。)
南部チリの海岸温帯雨林に分布しており、一部アルゼンチン西部の山にもあります。
雌雄異株の常緑樹で、樹高は、45m程度。胸高直径は、3mになります。
葉は、3つの鱗状で、裏に白い筋があります。
世界第2の長生きの木で3600年も生きます。
南米のレッドウッドとも呼ばれ、レジンを含んだ材は、家具、マスト、シングルなどに使われていましたが、
1976年にチリでは、生立木の伐採が禁止され、国の記念物として保全されました。
また、同時に、絶滅危惧種として国際間の取引も禁止されました。
カラマツと出ているスペイン語の辞書もありましたが、あまりにも実体とかけ離れた訳ですね。alerce tree
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