外国の樹木についての質問とお答え


はじめまして 投稿者:小澤   投稿日: 2月13日(木)00時02分13秒

はじめまして!小澤と申します。突然すみません。
私は、今度の3月に大学の課外活動でフィリピンで植林キャンプに参加する予定があります。
現地では主に、マホガニーを植えているのですが、今混植をする木を探しています。
他の植林団体や、フィリピン政府推奨の木を参考にすると、
”ジュメリナ”、”ファルカタ”が挙げられたのですが、どちらも属名と思われ、正式な学名がわかりません。 学名がわからないと、図鑑の引きようがなく困っています・・。
もし、この2つの木の学名・情報がありましたら、お返事を頂ければ幸いです★
よろしくお願いします。

 
学名 投稿者:後藤 武夫  投稿日: 2月13日(木)21時17分44秒


 ファルカタは、マメ科の Albizia falcata です。
(又はAlbizzia falcataria とも書きます。)
ネムノキに良く似た花を咲かす、世界一成長の早い木で
熱帯各地で植えられています。材はナンヨウギリと呼ばれます。
1974年に13ケ月で10m74cm伸びたという報告があります。
(これは、1日あたり2.8cmの伸長ということになりますが、
普通は、10年で平均30mくらいになります。)

Albizia falcata
ジャワ島の植林(PDF)
ファルカータ材

ジュメリーナは、カナ書きでは、ハッキリしませんが、クマツヅラ科の
Gmelina arborea ではないかと思います。
もしこれなら、和名は、キダチヨウラクとかイエマネとよばれます。
(現地では属名どおりメリーナと呼んでます。)
これも成長が早く東南アジアなどで盛んに造林されています。

Gmelina arborea
Gmelina arborea 2
キダチヨウラク

学名がわかれば、Googleなどロボット型の検索で調べれば、
参考になるページが本当に沢山出てきますね。

 



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