外国の樹木についての質問とお答え


和名を知りたい 投稿者:嶋村 栄一  投稿日: 7月25日(水)14時13分16秒

umbrella thorn tree、Elephant Ear Bush、Foxtail Palm Tree、Desert Oak Tree、Cottonwood Tree、Sycamore Tree、Bushwillow Tree、Llala Palm Tree、Knobthorn Tree、Leadwood Tree、Winterthorn Treeの和名を調べております。ご存知でしたら教えてください。


お答え

   和名は、一般に、日本産や日本に導入された木などにしかありませんので、
殆どの外国樹種は、和名が無く、現地の呼び名や学名のカナ書きを使うしかありません。
学名は世界共通なので普通はこれを使います。一般名(common name)は、国や地域により
指す木が違ったり、数種あったりしますので。

  和名は、学名の後ろにカッコで書きました。
学名だけで何も書いてない樹種は、和名が(まだ)無いものです。

1 英語の一般名(common name) Umbrella thorn tree は、マメ科で学名 
Acacia planifrons (プラニフロンスアカシア)、南インド原産で樹冠が傘形の種、
又は学名Acacia tortillis モザンビク、ボツワナなどの原産で樹皮が医薬用になる種
を指します。 
A.tortillis

2 一般名 Winterthorn tree は、マメ科の学名Acacia albida 
(又は、Faidherbia albida) というザンビア原産の樹種で、葉は羽状複葉、雨の時は、
葉を落とす特徴があります。
Faidherbia albidal

3 Knobthorn tree は、マメ科の学名 Acacia nigrescens で、葉は、2回羽状複葉、
小葉は蝶の羽に似ています。
刺は曲がって特徴のあるコブを作ります。
Knobthorn tree
Acacia

4 Desert Oak tree は、学名 Acacia coriacea といい、オーストラリア原産で
樹高10m程度、葉は革質。
又は、モクマオウ科の Casuarina decaisneana もこの名で呼ばれます。

Acacia coriacea
Casuarina decaisneana


5 一般名 Leadwood tree は、シクンシ科の学名 Combretum imberbeという樹種で、
樹皮は、蛇皮状。葉は、対生で革質、灰緑色。
Leadwood tree
Leadwood tree

6 Bushwillow treeは、シクンシ科の学名 Combretum collinum 又は
 Combretum caffrum を指します。南アフリカ原産でガンの薬にもなるようです。
Combretum caffrum


7 Sycamore treeは、学名 Platanus occidentalis (アメリカスズカケノキ)
という北米原産のスズカケノキで、葉は、3角状、庭園樹として植えられています。
又はカエデ科の学名 Acer pseudoplatanus というヨーロッパ、西アジア原産のカエデを指します。
 なお、一般名 Sycamore Fig は、クワ科の学名 Ficus sycomorus (エジプトイチジク)で、エジプト、東アフリカ、イスラエルの原産で各地で栽培され、
果実はイチジク状で食べられます。
Platanus occidentalis
Acer pseudoplatanus
Ficus sycomorus

 
8 Foxtail Palm tree は、学名 Wodyetia bifurcata といい、オーストラリア
原産のヤシで、羽状の大きな葉をもちます。

Foxtail Palm tree

9 Cottonwood tree は、(1)ヤナギ科の学名 Populus fremontii (フレモントコットンウッド)
(2)ヤナギ科の学名 Populus tricocarpa (ブラックコットンウッド)
(3)アオイ科の学名 Hibiscus tiliaceus  (オオハマボウ)
などをいう様です。
Populus fremontii
Populus tricocarpa (balsamifera)
Hibiscus tiliaceus


10 Elephant ear bush については、似たものが多いのですが、
(1)Elephant ear は、マメ科の学名 Enterolobium cyclocarpum (ゲニゼロ)、
中米、南米原産で現地名Genizeroといいます。樹高30m、2回羽状複葉、実を飼料にします。
(2)Elephants ear tree は、マメ科の学名 Enterolobium contortisiliquum (ティンボ)
アルゼンチン、パラグアイ、ブラジル原産、現地名Timbo 、落葉樹で2回羽状複葉。
軽く耐久性が大でカヌーなどに使われる。
(3)Elephant ear wattle は、マメ科の学名 Acacia dunnii
(4)Elephant's ear は、サトイモ科の学名 Alocasia odora
などの種を指す様です。この他、サトイモ科の学名 Philodendron domesticum や
学名 Portulacaria afra なども指すことがあるようです。

Enterolobium cyclocarpum
Enterolobium contortisiliquum
Acacia dunnii
Alocasia odora
Elephant ear tree
Portulacaria afr 

11 Llala Palm tree については、図鑑やインターネットを調べても、学名なども
全く分かりませんでした。ララヤシとでもいうのでしょうか。もう少し情報があれば、
調べてみますが。


戻る

RETURN TO HOMEPAGE