外国の樹木についての質問とお答え


ケンバンサマンコについて 投稿者:MORITA  投稿日: 6月14日(木)19時58分36秒

突然のメールですが、マレーシアで植林されているケンバンサマンコという樹種の特性、性質について情報がしりたいのですが...。


お答え


 この木は、マレー語で Kembang sumangkok 、インドネシア語で Merpajang 、
中国語で 大海子といいます。和名は、クンパンスマンコとしている本もあります。
keは、クと発音しますので、こちらの方がマレー語の発音に近いとは思いますが。
(マレー語では、一般に、子音+e は、子音+u の発音になります。)

アオギリ科(Sterculiaceae)のScaphium属の木で、学名は Scaphium affine と言います。
分布は、タイ、中国南部、スマトラ、ボルネオの低地に生え、落葉性で大木になります。
葉は、柄があり、革質です。板根が発達します。
材は暗赤褐色でシリカを多量に含みます。合板や板材として使われます。
種子は、水を含ませると食用になるそうです。

クンパン スマンコ
Kembang sumangkok
Scaphium affine
 



戻る

RETURN TO HOMEPAGE