外国の樹木についての質問とお答え


トレベシア 投稿者:鈴木

ウコギ科の「Trevesia palmata」の葉は、どのような表現をするの でしょう。掌状葉と言うには複雑すぎますね。複葉でもなく、2回掌状、、分かりませ ん。お答えいただければ幸いです。


お答え

 ウコギ科(Araliaceae)の木は、掌状の葉が多く、また、薬用になるものが多いですね。
Trevesia palmata については、全く知りませんでしたので インターネットの検索で調べました。
(種小名のpalmataは、掌状のという意味の palmatusの女性形です。)
インドや中国の原産のようですが、葉の形が面白いのでびっくりしました。
 牧野博士の葉の形の用語解説によれば、多分、 掌状複葉(palmately compound)で、小葉が深く羽状分裂するという表現になる と思いますが、これでは、具体的にこの形を思い浮かべるのは難しいですね。
むしろ、この木の英名 Snowflake tree にあるように、snowflake形 つまり雪の結晶形の方が判りやすいかも知れません。
英語の解説で、Huge leaves are intricately cut into snowflake pattern. (巨大な葉は、雪片形に複雑に切れ込んでいる。)と書いてあるものがありました。
また、ロゼッタ形( a rosetta in the base at the center)という表現も ありました。
ところで、この木は日本にも持ち込まれているのでしょうか、興味がありますね。
 次は、調べたインターネットのURLです。

Trevesia palmata
Trevesia palmata 2
Trevesia palmata 3
トレベシア

 この質問の後日、シンガポール植物園に行きましたが、そこでトレベシアを見ることが出来ました。

トレベシア



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