木 材 チ ッ プ 市 況 1月
全国木材チップ工業連合会 平成22年1月31日調 単位:円/kg、%
   (価格は絶乾のチップ工場サイロ下価格)
  用 途 製紙用 ボード類用 燃料用等      資材在庫状況等
樹 種 スギ・ヒノキ類  マツ類 広葉樹 背板、解体材         
地 区 当月 前月比 当月 前月比 当月 前月比 当月 前月比 当月 前月比 当月 前月比 月数     摘   要  
                  3.0 価格変わらず。広葉樹原木入荷が悪化。チップ受入、Nは  
岩 手 12.2       15.0               L 1.0   3割減、L増加要望も、原木がなく出せない。バーク活用。  
                  0.5 価格変わらず。原木の受け入れは制限中。チップ出荷は  
福 島 15.9   17.4   17.5                 0.5 Nは25%、L4割減で変わらず。原木在庫はやや減る。   
                  2.5  価格変わらず。原木入荷は雪で少ない。チップ出荷は、N  
富 山 12.5   12.5   17.5               3.0  3割減も年間出荷安定計画ができた。原木土場は満杯。
                  N ー 価格変わらず。原料の解体材は低位入荷が常態化。  
静 岡             9.0   7.0   2.5   L ー チップの引き取りは制限なく順調。在庫は全くない。  
                  N −  価格変わらず。建築解体材の入荷は悪い。古材製紙用  
大 阪             10.5   7.0   -   L ー チップは受入制限なし。燃料用は運賃負担して納入。  
                  1.0  価格変わらず。広葉樹入荷が悪い。チップ出荷もスギは  
島 根 15.8   17.9   19.5       8.0   4.0   L −  4月からゼロ、広葉樹も7割。在庫、Lは無い。  
                  1.0  価格変わらず。住宅不振で製材が悪く原材料入手が難し  
広 島             12.4           L ー  くなってきた。チップ出荷は全部受取る。在庫変わらず。  
                  1.5 価格変わらず。原木入荷はやや減。製紙減産続き、Nチッ  
高 知 13.0       12.0   12.0   6.0   1.0   L 1.0  プは3割減、Lは制限なし。ボード用も2割減。在庫やや減。  
                  0.1  価格変わらず。原木は受入制限も来月は解く。チップ出荷  
鹿児島 11.5       16.0               1.0   はNは2割、広葉樹3割減も、来月は回復見込み。  
  概 況                          
 チップ価格は変わらず。製紙などの大幅減産によりチップ受け取りも、N材原木チップ中心に大幅減、広葉樹も減が続いているが、来月は回復の兆しも  
見える。原材料入荷も各地チップ出荷減により制限が続いている。建築解体材、製材残材は、住宅建築不振などで共に引き続き極めて少ない。  
資材在庫量は、チップ引き取りが少ないため、各工場で多い傾向。チップ工場の原木受取制限のため、山でも資材が貯まっており、素材生産業にも  
打撃が大きい。  

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