木 材 チ ッ プ 市 況 3月
全国木材チップ工業連合会 平成22年3月31日調 単位:円/kg、%
   (価格は絶乾のチップ工場サイロ下価格)
  用 途 製紙用 ボード類用 燃料用等      資材在庫状況等
樹 種 スギ・ヒノキ類  マツ類 広葉樹 背板、解体材         
地 区 当月 前月比 当月 前月比 当月 前月比 当月 前月比 当月 前月比 当月 前月比 月数     摘   要  
                  6.0 価格変わらずも4月下る。N原木の入荷順調。Lは悪い。チ  
岩 手 12.2 100     15.0 100             L 1.5   ップ受入、Nは3割減、Lも渋い。バーク活用。原木在庫増  
                  0.5 価格変わらず。原木は受入i制限している。チップ出荷は  
福 島 15.9 100 17.4 100 17.5 100               0.5 Nは25%、L4割減で変わらず。原木在庫は変わらず。   
                  2.0  価格変わらず。原木入荷はやや少ない。チップ出荷は、N  
富 山 12.5 100 12.5 100 17.5 100             2.5 3割減も年間出荷安定計画ができた。間伐証明準備中。
                  N ー 価格変わらず。解体材は低位入荷が常態化。チップは全  
静 岡             9.0 100 7.0 100 2.5 100 L ー 量引取。ボードからも要望あり。原料無く在庫無し。  
                  N −  価格変わらず。建築解体材の入荷やや増える。古材製  
大 阪             10.5 100 7.0 100 -   L ー 紙用チップは受入制限なし。生木燃料用はだぶつき気味。  
                  1.0  価格変わらず。広葉樹入荷が良くなった。出荷はスギが  
島 根 15.8 100 17.9 100 19.5 100     8.0 100 4.0 100 L −  春まで納入再開、広葉樹は7割制限がある。L在庫無い。  
                    - 価格変わらず。住宅不振で製材悪く、背板入手が難しい。  
広 島             12.4 100         L ー  チップ出荷は全部受取る。製材原木は水面貯木1ヶ月。  
                  1.0 価格変わらず。原木入荷は悪い。製紙減産続き、Nチップ  
高 知 13.0 100     12.0 100 12.0 100 6.0 100 1.0 100 L 1.0  は3割減、Lは制限なし。ボード用も2割減。在庫やや減。  
                  0.5  価格変わらず。原木入荷は順調。チップ出荷はスギ受け  
鹿児島 11.5 100     16.0 100             1.0   取らず、広葉樹は制限無し。在庫は針葉樹やや増。  
  概 況                          
 チップ価格は変わらずも原木チップ4月から下がる模様。製紙などの大幅減産によりチップ受け取りは、N材原木チップ中心に大幅減、広葉樹も減が続い  
ていたが、一部やや回復した。原木入荷も各地チップ出荷減により制限を続けていたが、一部解除した。建築解体材、製材残材は、住宅建築不振などで  
共に引き続きかなり少ない。原料資材在庫量は増加、減少まちまち。西日本では燃料用チップはやや余り気味。チップ工場の原木受取制限のため、  
山でも資材が貯まっており、素材生産業にも影響している。  

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