| 木 材 チ ッ プ 市 況 | 11月 | |||||||||||||||
| 全国木材チップ工業連合会 | 平成23年11月30日調 単位:円/kg、% | |||||||||||||||
| (価格はチップ工場サイロ下絶乾価格) | ||||||||||||||||
| 用 途 | 製紙用 | ボード類用 | 燃料用等 | 原木 | 資材在庫状況等 | |||||||||||
| 樹 種 | スギ・ヒノキ類 | マツ類 | 広葉樹 | 背板、(解体材) | 在庫 | |||||||||||
| 地 区 | 当月 | 前月比 | 当月 | 前月比 | 当月 | 前月比 | 当月 | 前月比 | 当月 | 前月比 | 当月 | 前月比 | 月数 | 摘 要 | ||
| N 4.0 | 震災で製紙工場が止まり、チップ受入は、6割しかなく、経営環境 | |||||||||||||||
| 岩 手 | 13.0 | 100 | 14.5 | 100 | 11.0 | 100 | L 3.0 | 厳しい。原木入荷は順調。在庫増。燃料用は温泉施設等に納入。 | ||||||||
| N 3.0 | 価格は、変わらず。原木入荷も通常並。チップ出荷は、製紙工場 | |||||||||||||||
| 福 島 | 15.4 | 100 | 16.9 | 100 | 17.0 | 100 | L 3.0 | 被害のため遠方出荷を含め6割だが、樹皮の処理が大変困難。 | ||||||||
| N1.5 | 価格変わらず。冬に備えて原木貯木中。製紙工場へは、計画通り | |||||||||||||||
| 富 山 | 12.5 | 100 | 12.5 | 100 | 17.5 | 100 | L 2.5 | 出荷している。在庫は増。樹皮は全量バーク堆肥,燃料へ使用。 | ||||||||
| N ー | 価格変わらず。解体材は入荷変わらず。チップは、全量引取る。 | |||||||||||||||
| 静 岡 | (9.0) | 100 | 7.0 | 100 | 2.5 | 100 | L ー | 在庫は無い。製紙工場廃止計画は輸入主体で国産の影響少い。 | ||||||||
| N − | 価格変わらず。解体材入荷は減ってきている。製紙用チップ受入は | |||||||||||||||
| 大 阪 | (10.5) | 100 | 7.0 | 100 | - | L ー | 制限ないが、紙需要の減退が心配。燃料用は制度がどうなるか。 | |||||||||
| N0.3 | 価格変わらず。原木入荷はほどほどの感じ。チップ出荷は回復。 | |||||||||||||||
| 島 根 | 13.5 | 100 | 15.6 | 100 | 17.2 | 100 | 6.0 | 100 | 2.0 | 100 | L0.1 | 在庫変わらず。発電燃料用を少ないが協同組合経由で出荷中。 | ||||
| N 0.8 | 価格変わらず。海外原木入荷は北米が前冬雪多く少ない上、中国 | |||||||||||||||
| 広 島 | 12.4 | 100 | L - | へ向いている。チップ出荷は全量受取る。原木在庫変わらず。 | ||||||||||||
| N 1.0 | 価格変わらず。原木入荷は、変わらず。製紙工場受入は減少。 | |||||||||||||||
| 高 知 | 12.5 | 100 | 12.0 | 100 | 12.0 | 100 | 6.0 | 100 | 1.0 | 100 | L 0.3 | 繊維板(MDF、PB)は、制限なく受入れ。原木在庫Nはやや増。 | ||||
| N 0.4 | 価格変わらず。原木入荷も順調でやや増加。 チップ生産も順調。 | |||||||||||||||
| 鹿児島 | 11.5 | 100 | 16.1 | 100 | L 1.5 | 製紙工場への出荷、年間枠でやや減。在庫は変わらず。 | ||||||||||
| 概 況 | ||||||||||||||||
| 東日本大震災で東北地方沿岸部はチップ工場、製紙工場とも被害甚大。製紙工場のチップ受取が長期に亘り見込めず、内陸のチップ工場も生産再開し | ||||||||||||||||
| たが、万度に出せない状況がまだ続き、さらに樹皮の処理が大問題。3次補正予算でチップの遠距離輸送費補助が成立、流れが良くなることが期待される。 | ||||||||||||||||
| 全国的に価格は変わらず。原木入荷は、概して順調。建築解体材、製材残材は、部材不足などの住宅建築不振、災害嫌気などで少ない。 | ||||||||||||||||
| 原木在庫量は一部で増えてきた。 燃料用チップは東日本では大震災のため需要が減り、西日本でも概して余っており、震災の影響変化が大きい。 | ||||||||||||||||
| 発電燃料用等に向けて出荷が一部で始まっているが、24年7月実施の固定価格買取制度の仕組みの具体化が待たれる。 | ||||||||||||||||
| (なお、燃料用の単価は生重量当たり。) | ||||||||||||||||