| 木 材 チ ッ プ 市 況 | 3月 | |||||||||||||||
| 全国木材チップ工業連合会 | 平成24年3月30日調 単位:円/kg、% | |||||||||||||||
| (価格はチップ工場サイロ下絶乾価格) | ||||||||||||||||
| 用途 | 製紙用 | ボード類用 | 燃料用等 | 原木 | 資材在庫状況等 | |||||||||||
| 樹種 | スギ・ヒノキ類 | マツ類 | 広葉樹 | 背板、(解体材) | 在庫 | |||||||||||
| 工場 | 当月 | 前月比 | 当月 | 前月比 | 当月 | 前月比 | 当月 | 前月比 | 当月 | 前月比 | 当月 | 前月比 | 月数 | 摘 要 | ||
| N 4.5 | 価格は変わらず。チップ受入は、石巻工場再開も3月は材入れ替えで | |||||||||||||||
| 岩手 | 13.0 | 100 | 14.5 | 100 | 11.0 | 100 | L 1.5 | 減、4月期待。原木入荷は順調。在庫やや増。燃料用は冬期で多い。 | ||||||||
| N 3.0 | 価格は、変わらず。原木入荷も通常並。チップ出荷も、製紙工場の | |||||||||||||||
| 福島 | 15 | 100 | 16.9 | 100 | 17.0 | 100 | L 3.0 | 復旧に伴い8割ほどに回復。原発被害樹皮の処理が大困難。 | ||||||||
| N 2.0 | 価格変わらず。今年は多雪のため、入荷が少ない。機械故障で生産 | |||||||||||||||
| 富山 | 13 | 100 | 12.5 | 100 | 17.5 | 100 | L 2.5 | 停止、4月再開,。製紙工場は、全量受取る。樹皮は全量、堆肥,燃料。 | ||||||||
| N ー | 価格変わらず。解体材は冬期は入荷少ないが、3月も回復せず。 | |||||||||||||||
| 静岡 | (9.0) | 100 | 7.0 | 100 | 2.5 | 100 | L ー | 製紙工場は、チップの全量を引取る。原料在庫は無い。 | ||||||||
| N − | 価格変わらず。解体材入荷はやや増えてきた。製紙用チップ受入は | |||||||||||||||
| 大阪 | (10.5) | 100 | 7.0 | 100 | - | L ー | 制限ないが、紙需要の減退が心配。災害ガレキの地方処理の推進。 | |||||||||
| N 0.0 | 価格変わらず。原木入荷は多雪でも普通に入った。出荷も順調で在庫 | |||||||||||||||
| 島根 | 14 | 100 | 15.6 | 100 | 17.2 | 100 | 6.0 | 100 | 2.0 | 100 | L 0.1 | は全く無い。発電燃料用を協同組合経由で出荷中(1日12トンほど)。 | ||||
| N 1.0 | 価格変わらず横ばい。原木入荷(主にカナダから)は割合順調。チップ | |||||||||||||||
| 広島 | 12.4 | 100 | L - | 出荷は全量受取る。原木在庫変わらず。樹皮は運搬費負担で燃料へ。 | ||||||||||||
| N 1.0 | 価格変わらず。原木入荷はやや減。一部製紙工場の受入調整で販売 | |||||||||||||||
| 高知 | ### | 100 | 12.0 | 100 | 12.0 | 100 | 6.0 | 100 | 1.0 | 100 | L 0.5 | 先調整。繊維板(PB)へも、工場事情で減少。原木在庫は変わらず。 | ||||
| N 0.5 | 価格変わらず。原木入荷は多目で、受入制限。 チップ生産はフル | |||||||||||||||
| 鹿児島 | 12 | 100 | 16.1 | 100 | L 1.8 | 稼働。製紙工場への出荷も、平年並み。在庫は先月と変わらず。 | ||||||||||
| 概 況 | ||||||||||||||||
| 東日本大震災で東北地方沿岸部はチップ工場、製紙工場とも被害甚大であったが、製紙工場の復旧も進み、日本製紙石巻工場も2月末にほぼ復旧、 | ||||||||||||||||
| 75%の生産が可能になった。内陸のチップ工場は既に生産再開し、チップ受取もほぼ回復しつつあるが、樹皮の処理が放射能汚染被害で極めて困難。 | ||||||||||||||||
| 全国的に価格は変わらず。原木入荷は、概して順調。建築解体材、製材残材は、部材不足などの住宅建築不振で少ない。 | ||||||||||||||||
| 原木在庫量はあまり変わらず。 燃料用チップは東日本では大震災のため需要が減り、西日本でも概して余っている。 | ||||||||||||||||
| 発電燃料用等に向けて出荷が試験的に一部で始まっているが、24年7月実施の固定価格買取制度の仕組みの具体化がはっきりせず対応が難しい。 | ||||||||||||||||
| (なお、燃料用の単価は生重量当たり。) | ||||||||||||||||