| 木 材 チ ッ プ 市 況 | 4月 | |||||||||||||||
| 全国木材チップ工業連合会 | 平成24年4月27日調 単位:円/kg、% | |||||||||||||||
| (価格はチップ工場サイロ下絶乾価格) | ||||||||||||||||
| 用途 | 製紙用 | ボード類用 | 燃料用等 | 原木 | 資材在庫状況等 | |||||||||||
| 樹種 | スギ・ヒノキ類 | マツ類 | 広葉樹 | 背板、(解体材) | 在庫 | |||||||||||
| 工場 | 当月 | 前月比 | 当月 | 前月比 | 当月 | 前月比 | 当月 | 前月比 | 当月 | 前月比 | 当月 | 前月比 | 月数 | 摘 要 | ||
| N 4.5 | 価格は変わらず。原木入荷は順調。チップ受入は、石巻工場再開、 | |||||||||||||||
| 岩手 | 13.0 | 100 | 14.5 | 100 | 11.0 | 100 | L 1.5 | 4月回復。在庫変わらず。燃料用は温泉施設等の納入単価。 | ||||||||
| N 3.0 | 価格は、変わらず。原木入荷も通常並。チップ出荷も、製紙工場の | |||||||||||||||
| 福島 | 15.4 | 100 | 16.9 | 100 | 17.0 | 100 | L 3.0 | 復旧に伴い平年の8割ほどに回復。原発被害樹皮の処理が大困難。 | ||||||||
| N 1.5 | 価格変わらず。4月も多雪のため、入荷が少ない。機械故障が直り、4月 | |||||||||||||||
| 富山 | 12.5 | 100 | 12.5 | 100 | 17.5 | 100 | L 2.0 | 中旬再開、フル生産。製紙工場は、全量受取る。樹皮は、堆肥,燃料。 | ||||||||
| N ー | 価格変わらず。4月の入荷も例年に比べて少ない。製紙工場は、チップ | |||||||||||||||
| 静岡 | (9.0) | 100 | 7.0 | 100 | 2.5 | 100 | L ー | の全量を引取る。原料在庫は無い。固定買取の話も少し出てきた模様。 | ||||||||
| N − | 価格変わらず。解体材入荷は引き続き増えてきた。製紙用チップ受入 | |||||||||||||||
| 大阪 | (10.5) | 100 | 7.0 | 100 | - | L ー | は制限ない。ボードは不需要期。災害ガレキの地方処理推進が必要。 | |||||||||
| N 0.0 | 価格変わらず。原木入荷は4月は平年並み。出荷も順調で在庫は | |||||||||||||||
| 島根 | 13.5 | 100 | 15.6 | 100 | 17.2 | 100 | 6.0 | 100 | 2.0 | 100 | L 0.1 | 全く無い。発電燃料用は発電所が修理に入り、しばらく出荷出来ない。 | ||||
| N 1.0 | 価格変わらず。原木入荷(主にカナダ)は割合順調。チップ出荷は全量 | |||||||||||||||
| 広島 | 12.4 | 100 | L - | 受取る。原木在庫変わらず。樹皮は運搬費負担で燃料へ。 | ||||||||||||
| N 1.0 | 価格変わらず。原木入荷は順調。一部製紙工場の受入調整で販売 | |||||||||||||||
| 高知 | 12.5 | 100 | 12.0 | 100 | 12.0 | 100 | 6.0 | 100 | 1.0 | 100 | L 0.5 | 先調整。繊維板(PB)も、工場事情で減少。原木在庫は変わらず。 | ||||
| N 0.5 | 価格変わらず。原木入荷は多目が続き、受入制限。 チップ生産はフル | |||||||||||||||
| 鹿児島 | 11.5 | 100 | 16.1 | 100 | L 1.5 | 稼働。製紙工場への出荷も、平年並み。在庫は先月とほぼ変わらず。 | ||||||||||
| 概 況 | ||||||||||||||||
| 東日本大震災で東北地方沿岸部はチップ工場、製紙工場とも被害甚大であったが、製紙工場の復旧も進み、日本製紙石巻工場も2月末にほぼ復旧、 | ||||||||||||||||
| 75%の生産が可能になった。内陸のチップ工場は既に生産再開し、チップ受取もほぼ回復しつつあるが、樹皮の処理が放射能汚染被害で極めて困難。 | ||||||||||||||||
| 全国的に価格は変わらず。原木入荷は、概して順調。建築解体材、製材残材は、部材不足などの住宅建築不振で少ない。 | ||||||||||||||||
| 原木在庫量はあまり変わらず。 燃料用チップは東日本では大震災のため需要が減り、西日本でも概して余っている。 | ||||||||||||||||
| 発電燃料用等に向けて出荷が試験的に一部で始まっているが、24年7月実施の固定価格買取制度の買取価格が提案され、一部で多少の動きがある。 | ||||||||||||||||
| (なお、本表の燃料用の単価は生重量当たり。) | ||||||||||||||||