| 木 材 チ ッ プ 市 況 | 3月 | ||||||||||||||
| 全国木材チップ工業連合会 | 平成25年3月29日調 単位:円/kg、% | ||||||||||||||
| (価格は調査チップ工場サイロ下絶乾価格) | |||||||||||||||
| 用途 | 製紙用 | ボード類用 | 燃料用等 | 原木 | 資材在庫状況等 | ||||||||||
| 樹種 | スギ・ヒノキ類 | マツ類 | 広葉樹 | 背板、(解体材) | 在庫 | ||||||||||
| 工場 | 当月 | 前月比 | 当月 | 前月比 | 当月 | 前月比 | 当月 | 前月比 | 当月 | 前月比 | 当月 | 前月比 | 月数 | 摘 要 | |
| N4.0 | 価格、変わらずも先不安。チップ出荷はNやや戻す、広葉樹は8割制限、原 | ||||||||||||||
| 岩手 | 12.0 | 100 | 13.0 | 100 | 14.2 | 100 | 11.0 | 100 | L 1.0 | 木はマツが不足。在庫Nは減。燃料用は温泉施設等への納入、量は少ない。 | |||||
| N 5.0 | 価格は変わらずも来月は厳しい。原木入荷は通常並。チップ出荷は平年の | ||||||||||||||
| 福島 | 12.0 | 100 | 15.0 | 100 | 15.0 | 100 | L 3.0 | 8割。FIT用事業者認定を取り、毎月出荷。樹皮の処理は半分焼却可能に。 | |||||||
| N 2.0 | 価格変わらず。チップ出荷は、NLとも平常の7割ほど。 原木受入は、雪で | ||||||||||||||
| 富山 | 12.5 | 100 | 13.0 | 100 | 17.5 | 100 | L 1.0 | 未だ少ない。樹皮は、堆肥、燃料へ出すが、少量で収益に寄与が少ない。 | |||||||
| N ー | 価格変わらず。原料入荷はあまり良くなく、チップ生産満度にはまだまだ。 | ||||||||||||||
| 静岡 | (9.0) | 100 | 7.0 | 100 | 2.5 | 100 | L ー | 製紙工場の受取制限は無い。在庫無し。FITの構想も具体化、準備が大変。 | |||||||
| N − | 価格変わらず。解体材入荷は、ほぼ通常、解体件数は増。製紙用、ボード用 | ||||||||||||||
| 大阪 | (10.5) | 100 | 7.0 | 100 | - | L ー | チップの受入制限はない。燃料用はやや余り気味で、価格は抑え気味。 | ||||||||
| N 2.0 | 価格変わらず。原木入荷も雪無く順調。チップ出荷は8割の制限、Nは半分。 | ||||||||||||||
| 島根 | 12.5 | 100 | 14.6 | 100 | 16.2 | 100 | 6.0 | 100 | 2.0 | 100 | L 0.5 | 発電混燃チップは、順調に出荷。FIT用認定も取り、発電構想が進んでいる。 | |||
| N 1.0 | 価格変わらず。原木入荷(カナダ)は米国、中国が競合し、円安が特に厳しい。 | ||||||||||||||
| 広島 | 12.4 | 100 | L - | チップ出荷は全量受取。原木在庫変わらず。樹皮は運搬費負担で燃料へ。 | |||||||||||
| N 4.5 | 価格、変わらず。原木入荷はほぼ順調、土場満杯、制限。製紙受取は7割 | ||||||||||||||
| 高知 | 11.9 | 100 | 12.0 | 100 | 11.7 | 100 | 6.0 | 100 | 1.0 | 100 | L 0.1 | 以下で販売先調整。ボードは、受け取る。FIT混焼用は3月末から納入。 | |||
| N 0.2 | 価格変わらず。製紙工場の受入制限が続き、Nは零、Lも5割しか出荷でき | ||||||||||||||
| 鹿児島 | 11.5 | 100 | 16.1 | 100 | L 0.7 | ず、原木の受入制限強化、NL在庫減。FIT発電(切替)の納入準備を進める。 | |||||||||
| 概 況 | |||||||||||||||
| 政権が変わり、安倍総理の積極的な経済運営が期待され、株価などは上向き、円安も進んでいるが、一般経済への波及効果が待たれる。東日本大震災後の復興 | |||||||||||||||
| も急がれ、チップ受取もほぼ回復しているが、福島のチップ工場、製材工場とも樹皮の処理が放射能汚染被害で依然困難になっている。(1部焼却処理) | |||||||||||||||
| 価格は今月は変わらずも先は紙需要の減で不安。国内紙の需要減による製紙工場の原木チップ受入制限(特にN)で先行きも厳しい。原木入荷はほぼ順調。 | |||||||||||||||
| 建築解体材、製材残材は、部材不足などの住宅建築不振で少ない。原木在庫量はやや増加。燃料用チップは東日本では大震災のため需要が減り、西日本でも生木 | |||||||||||||||
| チップは概して余っている。発電混焼燃料用チップは出荷が行われており、固定価格買取制度(FIT)の発電も既設のFIT変更などが動きだし、すでに1部チップが出荷 | |||||||||||||||
| されている。数十の発電所計画が具体化しているが、主に2年後の稼働であり、チップの分別証明認定、体制整備が遅れている。(本表燃料用の単価は生重量当たり。) | |||||||||||||||