| 木 材 チ ッ プ 市 況 | 6月 | ||||||||||||||
| 全国木材チップ工業連合会 | 平成25年6月28日調 単位:円/kg、% | ||||||||||||||
| (価格は調査チップ工場サイロ下絶乾価格) | |||||||||||||||
| 用途 | 製紙用 | ボード類用 | 燃料用等 | 原木 | 資材在庫状況等 | ||||||||||
| 樹種 | スギ・ヒノキ類 | マツ類 | 広葉樹 | 背板、(解体材) | 在庫 | ||||||||||
| 工場 | 当月 | 前月比 | 当月 | 前月比 | 当月 | 前月比 | 当月 | 前月比 | 当月 | 前月比 | 当月 | 前月比 | 月数 | 摘 要 | |
| N4.0 | 価格、変わらず。原木入荷も順調。チップ出荷も先月並み、N3割、広葉樹 | ||||||||||||||
| 岩手 | 11.5 | 100 | 12.5 | 100 | 13.7 | 100 | 11.0 | 100 | L 1.5 | 8割。在庫はやや減。燃料用は温泉施設等への納入、量は少ない。 | |||||
| N 5.0 | 価格は変わらず。原木入荷は椎茸原木用がないが、通常並。チップ出荷は平 | ||||||||||||||
| 福島 | 11.5 | 100 | 14.5 | 100 | 14.5 | 100 | L 2.5 | 年の8−9割。FITは毎月約200トン出荷。樹皮の処理は半分焼却可能に。 | |||||||
| N 2.0 | 価格変わらず。製紙工場機械整備でチップ出荷ほぼ無し。原木受入は、通常 | ||||||||||||||
| 富山 | 12.5 | 100 | 13.0 | 100 | 17.5 | 100 | L 2.0 | 並。在庫はLは増。樹皮は、堆肥、燃料へ。 地元FIT構想の発表があった。 | |||||||
| N ー | 価格変わらず。原料入荷は静岡は悪く、チップ生産は能力の1/4ほど。 | ||||||||||||||
| 静岡 | (9.0) | 100 | 7.0 | 100 | 2.5 | 100 | L ー | 製紙工場の受取制限は無い。在庫無し。FITの構想も具体化、準備が大変。 | |||||||
| N − | 価格変わらず。解体材入荷は、解体件数の増で増加。製紙用、ボード用もチッ | ||||||||||||||
| 大阪 | (10.5) | 100 | 7.0 | 100 | - | L ー | プ受入制限はない。燃料用はボイラー入替、修理で需要無く全国余り気味。 | ||||||||
| N 2.0 | 価格変わらず。原木入荷も順調。チップ出荷は8割制限が続き、Nは半分以 | ||||||||||||||
| 島根 | 12.5 | 100 | 14.6 | 100 | 16.2 | 100 | 6.0 | 100 | 2.0 | 100 | L 0.5 | 下。発電混燃チップは、順調に出荷。FIT用認定も取り、発電構想も協定締結。 | |||
| N 0.9 | 価格変わらず。原木入荷(カナダ)は現地伐採減で出材が少ないが、円安が | ||||||||||||||
| 広島 | 12.4 | 100 | L - | 特に厳しい。チップ出荷は全量受取。在庫変わらず。樹皮は燃料へ。 | |||||||||||
| N 4.5 | 価格、変わらず。原木入荷は順調も、Nは土場満杯。製紙受取は7割以下。 | ||||||||||||||
| 高知 | 11.9 | 100 | 12.0 | 100 | 11.7 | 100 | 6.0 | 100 | 1.0 | 100 | L 0.1 | ボードは、回復し全量受取る。FIT混焼用は引き続き毎日約40トン出荷。 | |||
| N 0.7 | 価格変わらず。製紙工場の受入制限が続き、Lは6割しか出荷できない。Nは | ||||||||||||||
| 鹿児島 | 11.5 | 100 | 16.1 | 100 | L 0.5 | 殆ど無く月3車ほど。原木入荷は雨でやや少。FIT発電の納入準備を進める。 | |||||||||
| 概 況 | |||||||||||||||
| 政権が変わり、安倍総理の積極的な経済運営が期待されるが、株価は1時急騰も今月は日経平均13000円に下落、円安も97円に下落、一般経済への波及も一筋縄 | |||||||||||||||
| では行かない。東日本大震災後の復興も急がれ、チップ受取もほぼ回復したが、福島のチップ工場、製材工場とも樹皮の処理が放射能汚染被害で依然困難。(1部 | |||||||||||||||
| 焼却処理)。 価格は今月、変わらず。国内紙の需要減による製紙工場の原木チップ受入制限(特にN)で先行きが厳しい。原木入荷はほぼ順調。 | |||||||||||||||
| 建築解体材、製材残材は、部材不足などの住宅建築不振で一部やや少ない。原木在庫量はやや増加。燃料用チップは、西日本では生木チップは余り気味。 | |||||||||||||||
| 発電混焼燃料用チップは出荷が行われており、固定価格買取制度(FIT)の発電も既設のFIT変更などが動きだし、すでに1部チップが出荷されている。数十の発電所 | |||||||||||||||
| 計画が具体化し、2年後の稼働を目指しているが、先のことでチップの分別証明認定、供給体制の整備が遅れている。 (本表燃料用の単価は生重量当たり。) | |||||||||||||||