| 木 材 チ ッ プ 市 況 | 12月 | ||||||||||||||
| 全国木材チップ工業連合会 | 平成25年12月27日調 単位:円/kg、% | ||||||||||||||
| (価格は調査チップ工場サイロ下絶乾価格) | |||||||||||||||
| 用途 | 製紙用 | ボード類用 | 燃料用等 | 原木 | 資材在庫状況等 | ||||||||||
| 樹種 | スギ・ヒノキ類 | マツ類 | 広葉樹 | 背板、(解体材) | 在庫 | ||||||||||
| 工場 | 当月 | 前月比 | 当月 | 前月比 | 当月 | 前月比 | 当月 | 前月比 | 当月 | 前月比 | 当月 | 前月比 | 月数 | 摘 要 | |
| N 2.5 | 価格変わらず。原木入荷は戻った。チップ出荷は生産減。在庫NLやや減。燃 | ||||||||||||||
| 岩手 | 11.5 | 100 | 12.5 | 100 | 13.7 | 100 | 11.0 | 100 | L 0.9 | 料用は温泉施設へ。樹皮はタバコ、畜産用。L製材はロシア材高く合わない。 | |||||
| N 3.0 | 価格変わらず。原木入荷は天候回復で良好。チップ出荷も増加、平年並み | ||||||||||||||
| 福島 | 11.5 | 100 | 14.5 | 100 | 14.5 | 100 | L 1.5 | へ。在庫Lは増。FITは月約200トン出荷。樹皮は半分焼却可能でやや減る。 | |||||||
| N 2.5 | 価格変わらず。原木受入は、雪で少ない。チップ出荷は製紙工場点検整備で | ||||||||||||||
| 富山 | 12.5 | 100 | 13.0 | 100 | 17.5 | 100 | L 2.5 | 半減。在庫変わらず。樹皮は、堆肥、燃料。 FIT発電は、原木確保が問題。 | |||||||
| N 1.0 | 価格変わらず。原料入荷はまあまあ、消費税反動減が心配。チップ出荷は全 | ||||||||||||||
| 静岡 | (9.0) | 100 | 7.0 | 100 | 2.5 | 100 | L ー | 量受取。解体在庫は変わらず。FIT発電も規模大きく、供給準備を進める。 | |||||||
| N 0.5 | 価格変わらず。解体材入荷は、先月より更に減。製紙、ボードはチップ受入 | ||||||||||||||
| 大阪 | (10.5) | 100 | 7.0 | 100 | - | L ー | 制限はない。燃料用は余り気味でチップ数万トン滞貨、価格弱含み。 | ||||||||
| N 0.1 | 価格変わらず。原木入荷は通常に戻る。チップ出荷は通常の七割程度。混焼 | ||||||||||||||
| 島根 | 12.5 | 100 | 14.6 | 100 | 16.2 | 100 | 6.0 | 100 | 2.0 | 100 | L 0.1 | 発電用は、発電所故障で出せず。在庫少。発電構想は協定締結進展、準備。 | |||
| N 1.5 | 価格変わらず。原木(バルサムモミ)入荷は少なめ、円安の進行が特に厳しく | ||||||||||||||
| 広島 | 12.4 | 100 | L - | 量は増やせない。チップ出荷量は全量受取るが、生産が平年の1.5割減。。 | |||||||||||
| N 1.5 | 価格、変わらず。原木入荷はほどほど。製紙は出荷先変化。ボードは、全量 | ||||||||||||||
| 高知 | 11.9 | 100 | 12.0 | 100 | 11.7 | 100 | 6.0 | 100 | 1.0 | 100 | L 0.3 | 受取。在庫変わらず。FIT混焼用は、月1500トン。他も計画進行、価格不調。 | |||
| N 4.0 | 価格変わらず。原木入荷Lはスギと競合し少ない。チップ出荷はL2割減。Nは | ||||||||||||||
| 鹿児島 | 11.5 | 100 | 16.1 | 100 | L 0.5 | 元々少ない。FIT発電所、開始に向けチップ供給対応整備の準備が大変。 | |||||||||
| 概 況 | |||||||||||||||
| 12月は中旬から北日本は雪で本格的な冬の気候となった。株価は16000円台へ続伸、ドルも104円台後半と大きく円安に動いた。東日本大震災後の放射能被害は、 | |||||||||||||||
| 今だに福島のチップ工場、製材工場とも樹皮処理の困難が続く。(1部焼却処理が出来るようになった)。 価格は、変わらず。国内紙の需要減による | |||||||||||||||
| 製紙工場の原木チップ受入制限(特にN)で厳しいが、円安、古紙不足のため一部チップが増量出荷となった。原木入荷は概して少ない。 | |||||||||||||||
| 消費税増税前の住宅需要があり、建築解体材、製材残材は、増加したが頭打ち。原木在庫量はあまり変わらず。燃料用チップは、依然として西日本では余り気味。 | |||||||||||||||
| 発電混焼燃料用チップは出荷が行われており、固定価格買取制度(FIT)の発電も既設発電所のFIT変更などが動きだし、すでにチップが出荷されている。 | |||||||||||||||
| 平成27年春に四十ほどのFIT発電所が稼働予定で、チップ工場の新設もかなり計画されているが、チップの分別証明認定、供給体制の整備がまだ遅れている。 | |||||||||||||||
| (以上、各県の代表的な1チップ工場から聞き取り。なお、表中燃料用単価は生重量当たり。) | |||||||||||||||