木 材 チ ッ プ 市 況 | 令和元年11月 | |||||||||||||
11月29日調査 単位:円/kg、% | ||||||||||||||
(価格は調査チップ工場サイロ下絶乾価格) | ||||||||||||||
用途 | 製 紙 用 | ボード類用 | 燃料用等 | 原木 | 資 材 在 庫 状 況 等 | |||||||||
樹種 | スギ・ヒノキ類 | マツ類 | 広葉樹 | 背板、(解体材) | 在庫 | |||||||||
工場 | 当月 | 前月比 | 当月 | 前月比 | 当月 | 前月比 | 当月 | 前月比 | 当月 | 前月比 | 当月 | 前月比 | 月数 | |
岩手 | 12.5 | 100 | 13.5 | 100 | 15.0 | 100 | N 1.0 | チップ価格,出荷、原木在庫とも変わらず。原木入荷、今後は入荷増の見込み。N原木価格、FIT発電所本格稼働を受け高止まり。 | ||||||
L 2.0 | ||||||||||||||
福島 | 12.5 | 100 | 15.0 | 100 | 15.5 | 100 | N 1.0 | チップ価格、出荷、原木在庫とも変わらず。N原木価格は山形県でFIT発電所本格稼働を受け高止まり。FIT用(3発電所)は4百生トン/月(水分50%以下)出荷、樹皮も滞貨なしで変わらず。 | ||||||
L 1.5 | ||||||||||||||
富山 | 15.0 | 100 | 15.5 | 100 | 19.0 | 100 | N 2.0 | チップ価格、出荷、原木在庫とも変わらず。FIT用はNL混み1千トン/月出荷継続。FIT用の原木不足状況変わらず。 | ||||||
L 2.5 | ||||||||||||||
静岡 | (9.0) | 100 | 7.0 | 100 | 2.5 | 100 | N 0.5 | チップ価格、入荷、在庫、出荷とも変わらず例年どおり。 | ||||||
L ― | ||||||||||||||
大阪 | (11.3) | 100 | 7.0 | 100 | N 3.5 | チップ価格、在庫、出荷は変わらずも出荷は納入先の稼働アップを受け増の見込み。 | ||||||||
L ― | ||||||||||||||
島根 | 15.0 | 100 | 15.3 | 100 | 19.1 | 100 | 6.0 | 100 | 2.0 | 100 | N 1.5 | チップ価格、出荷、原木在庫とも変わらずもLは伐採・搬出がN林にシフトのため確保に苦慮。FIT用は2FIT発電所へ供給継続(850生トン/月、水分は40%程度、含水率で価格変動)。 | ||
L 0.5 | ||||||||||||||
広島 | ― | ― | N ― | 原盤へ原料転換によりチップ生産から撤退。 | ||||||||||
L ― | ||||||||||||||
高知 | 14.8 | 100 | 14.0 | 100 | 11.7 | 100 | 6.0 | 100 | 2.0 | 100 | N 0.4 | チップ価格、出荷、原木在庫とも変わらず。製紙、ボード用とも原木が十分集荷出来ずフル生産できない状況継続。計画生産量の確保のため素材生産事業体育成が急務。FIT用、月1,500生トン出荷も変わらず。FIT用は以前ほどではないにせよ絶対量は不足。 | ||
L 0.1 | ||||||||||||||
鹿児島 | 11.5 | 100 | 16.1 | 100 | N 2.0 | チップ価格、出荷とも変わらず。原木在庫、Lは変わらずもNは入荷増により2.0ヶ月(プラス0.5ヶ月)。FIT用は4工場で4,500トン出荷も変わらず。 | ||||||||
L 0.1 | ||||||||||||||
概 況 | ||||||||||||||
○10月の鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)速報値は前月比4.2%低下の98.9、低下は2カ月ぶり。生産の基調判断は「弱含み」に変更(29日公表)。 〇チップ価格、チップ出荷とも前月と変わらず。国産材チップの製紙工場の受入制限はなく生産分は全量出荷。 ○原木価格、東北地域、Nは用材生産比率の高い林分への伐採シフトやFIT発電所本格的稼働の影響を受け高止まり。L原木は一部地域を除き確保に苦慮。 ○住宅解体材等、在庫は変わらず。なお、入荷・出荷制限もあったが今後は緩和の見込み。 (以上、各県の代表的な1チップ工場から聞き取り。なお、表中の燃料用単価は生重量当たり。) |
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