T サウスダコタ州ウォールへ

1 準備計画

 6年ぶりに米国国立公園巡りを再開することにして、平成27年8月上旬に中西部のバッドランズ国立公園周辺を訪れる計画を立てた。
まず有効期限の切れていたESTAをインターネットで取得、さらに航空便や宿を予約した。

 今までは航空会社や宿に直接ネットで予約していたが、今回はネットの旅行会社(Expedia)を通じて航空券と到着日や出発前日の宿を予約した。
その上、国立公園近くの小さな街は宿も少なく当日では宿泊できないことも予想されたため、さらに2カ所ほどExpediaから予約した。日本語で予約できるので 便利である。
その中間の日の宿は、フリーにして旅程の自由度は高くしておいた。

 

2 デンバーへ

ボンバルディアQ400

 9月4日、新型スカイライナーも初めて乗って 成田空港も6年ぶり、午後3時に空港に到着、自動チェックイン機に旅券を入れてチェックインを終了。
 6年前もデンバーまでは行ったのだが、当時は直行便が無く、サンフランシスコ空港経由であった。

 今日のデンバー行きUA138便は、午後5時出発の予定だったが、5時半出発と遅れてしまい嫌な予感がしたのだが、それでもデンバー空港には約10時間後、ほぼ定刻の12時35分に着陸、 しかしデンバー空港は広大でタキシーイングに20分もかかり、ゲートから出たのは12時50分になってしまった。
 ラッピドシティ行き14時15分発のUA4930便の乗り換え時間が元々1時間35分しか無いので最初から心配していたのだが、入国審査は特に並ばずスムーズに終わったのに、荷物がなかなか出てこず焦りがつのる。

 1時30分にやっと荷物が出てきて税関を大急ぎで通過し、出口で荷物をそのまま再び預けて保安検査場へ。
 成田で保安検査は終わっているので、国際線到着専用の検査入り口みたいなのは無いか探したが、事前に指紋などを登録した者の優先検査場入り口などはあったものの そんな便利なものは無く、結局国内線搭乗の一般の人たちの保安検査場で並ぶ。

 靴まで脱いでここを通過、地下鉄でUA専用の国内線コンコースBに着いたのはもう締め切り時間の1時50分、 半分あきらめたが、それでも荷物は搭乗予定便に積み込まれているだろうし、途中の搭乗口にいたUAの係員にラピッドシティ行きの搭乗口G73の場所を聞くとともに搭乗機の締め切りを待ってもらうよう依頼、 よりによって搭乗口G73はBコンコースの東端で、 走りに走っても搭乗口についたのは2時過ぎ、搭乗係員にgood jobと言われながら一旦地上へ降り、徒歩でラピッドシティ行きUA4930便にやっと乗り込んだ。

 当方の心臓は動悸が収まらなかったが、搭乗機は何事もなく定時の2時15分に出発、1時間でラピッドシティ空港に到着した。やれやれ。
 この飛行機は米国近距離の国内線でよく使われるボンバルディアQ400、ターボのプロペラ機だった。

 


 


 

3 サウスダコタ州ウォールへ

ウォール街

 ラピッドシティ空港で荷物を受け取り、出口のレンタカー事務所へ。
今回はバジェットレンタカーのアメリカ優待15%割引プランをネットで予約してある。

 国際免許書とクレジットカードを提示して車を借りたが、鍵として黒い小さい箱を渡された。
こんな車のキーは見たことがないので変な顔をしていたのであろう、使い方を教えてあげると言って車の置いてあるパーキングまで一緒に来てくれて、 エンジンのかけ方からサンルーフの開け方まで教えてくれた。何のことはなく、このボックスキーを持ったままで(ポケットに入れたままでも良い)、 ブレーキを踏みながらエンジンのスイッチを押せば良いのだそうで大変便利。

 車種はフォード・トーラスで6気筒、3500CCと大きく、走行マイルも5100マイルと新しい。
 日本で乗っているのは15年前のトヨタヴィッツ1000ccなので、大きすぎて返って乗りにくいが、 それでも座席の位置とミラーを調整し、空港を4時過ぎに出発できた。

 空港道路から44号線に出てすぐ右折、レイダーヒル道路を北上、ボックスエルダーからインターステイツ90に入口66から乗った。米国は左ハンドル右側通行だが、日本と同様、常に運転席側が中央線にくるように意識して運転すれば車線を間違えることはない。
途中レストエリアに寄って、約1時間走って110出口でウォールの街に着いた。110ー66でインターステイツを44マイル走ったことになる。

 予約していたエコノロッジにチェックイン、休憩後有名なウォールのドラッグに行って見た。 一区画全部がこのドラッグになっていて色々なものを売っているので、持ってくるのを忘れたスリッパとネイティブインディアンのおみやげ品を少し仕入れた。

 夕食は近くのバーで軽くバッドワイザービールとBLT(ベーコン、レタス、トマトのホットサンドイッチ)、約20時間の長い旅行の一日だったので、早めに就寝。



 


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