U バッドランズ国立公園

1 ウォールの街

ウーンデットニー博物館

 朝は、宿で簡単なコンチネンタルの食事、パン、ジュース、ヨーグルト、紅茶、お昼用にバナナをもらった。
 宿は8時頃出発、ウォールの街のフードセンターで食べ物や飲料水を調達して、近くの*ウーンデットニーの博物館へ。館内のお土産屋までは無料だが、展示場は6ドルかかる。

 この博物館は、西部開拓時代の1890年にサウスダコタ州ウーンデットニーで米国騎兵隊によっておこなわれたスー族インディアンの大虐殺を記念したもので、当時の悲惨なインディアン達の環境が覗われて胸が痛む。

 博物館の隣に*バッファローギャップ国有草地ビジターセンターがあったのでこちらも寄ってみた。ここでは山火事防止のシンボル、スモーキーベアのマスコットを記念に購入。

 

2 バッドランズ国立公園

バッドランズ国立公園のピナクルズ入場口

 ウォールの街からまっすぐ南へ下る240号線で*バッドランズ国立公園のピナクルズ入場口へ。
 入口を入ってすぐに未舗装のセイジクリーク道路入口が右にあったが、車止め柵があって入れないようなので左の舗装道路をそのまま東へ行く。
 バッドランドを見通せる展望台がいくつもあるので、それぞれ車を止めて案内板を読んで見学、写真を撮る。

 途中、動物がみられるところは車が混んで停車しているのでこちらも車を路肩に停めて見物する。
ビッグホーンシーププレイリードッグが見られた。

 植物は、ヒマワリヒルガオ、樹木はまばらにネズアスペンが単木的に見られるだけで、降雨も少なく現在は樹木の生育には適さないようだ。

 バッドランズは、7500万年前の西部大平原が浅い海だった頃から、6000万年前にロッキー山脈やブラックヒル山塊の造山の動きに見られるように、 大陸プレートの圧力で隆起した後、50万年位前から水などによって浸食され、今の形になったと言われており、グランドキャニオンの5億年には及ばないが、 7500万年前からの地層が見られる。一番古い地層はPierreと呼ばれるシェール(shale)層だそうだ。


 

ビッグフット展望台

 昼食は、ビッグフット展望台で今朝買ったバナナやジュース、ここには食事用ベンチやトイレもあって休憩には便利なところだ。
 30分くらい昼食時間を取り、さらに東進、相変わらず各展望台に立ち寄ってベンレイフェルビジターセンターまで行く。
 ここでガイド案内書や植生の本などを買った後、公園の東北の入口まで行ってみた。 標高も下がって地形や岩も広大で浸食が進んでいる感じになっている。

 再びビジターセンター隣にあるCeder Pass Lodge に戻って、売店でお土産なども購入、ビジターセンター前にそびえる岩山などを眺めてしばしのんびりする。


3 インテリアの街

native bird dancing

 公園南口を出て2,3分でインテリアの街の入口へ。ここにこの町で唯一のモーテル、Badlands Motel and Campground があり、日本から予約を入れていた。
 オートキャンプ場も兼ねた簡素なモーテルで、朝食無しで1泊73$、風呂なしでシャワーのみだが、公園内のCeder Pass Lodge が1ヶ月前では取れなかったので近くで泊まれるのはここしか無くてまあ仕方がないか。

 夕食はどこで食べられるか、聞いたところ、ガソリンスタンドでも食堂をやっているからそこでとのこと、 早速近くのガスステーションへ給油がてら訪れる。セルフの給油をしたところ、ガソリンは4.6ガロンで約13ドルになった。ここまで106マイル走っているから、1ガロンあたり23マイルの燃費となる。
 食事はステーキかプライムリブが出せるとのことで、プライムリブを注文、味はまあまあだったが、半ポンド以上あって食べきれない。 付け合わせのポテトを明日の朝用にもらってモーテルまで引き返した。
 帰ってみると、キャンプ場でネイティブの親子が伝統の衣装を着て鳥の舞いを踊っている。しばらく鑑賞して本日も早めに就寝。  

 


 



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