平成16年9月11日、午後4時10分に成田を出発、サンフランシスコ空港には同日、予定より1時間も早く、8時に着いた。
ここで荷物を一旦受け取り入国することになるが、今年から、入国の際、顔写真と指紋の登録が必要になり、
イミグレーションの係官がデジカメみたいなもので写真を撮って審査していた。日本人は、9月30日までは必要ないとかでパス。
ラッゲジクレイムで荷物が出てくるのを待っていると、何となく胡散臭い背の高い男がいた。 何気なく通り過ぎたが、その後、急に警備員がその男をねじ伏せ、他の警備員も応援に駆けつけ、手錠をして連行していった。 写真を撮ろうとカメラをバッグから出しかけたが、あれよあれよと言う間で間に合わなかった。
ソールトレイクまでは、シェラネバダ山脈の上を飛び、眼下には伐採の跡地が良く見える。シェラネバダ山脈を抜けると大盆地(グレイトベイズン)の上を飛ぶ。 飛行時間は、1時間45分で、時差が1時間あり、午後2時50分に着いた。 これから、この道を車で1週間かけて戻ることになる。
ソールトレイク空港のハーツのカウンターは、一般の窓口は7,8人が並んでいたが、
ハーツNo1Clubのエキスプレスカウンターは1人しか並んでおらず、私の方は、会員でインターネットで
予約済みでなのでこちらが使え、直ぐ手続きが終わって、3時半には出発できた。
車はカリフォルニアナンバーのカローラだったが、3州ににまたがる乗り捨てで、乗り捨て料金が300ドルも取られるのに、
これでは何だかサンフランシスコに陸送で車を送り返す運転手みたいなもんだ。
インターネットで予約した宿のあるネファイまでは、15号線を南へ80マイル、1時間もあれば着くので、 地図で見つけたネボ山シーニックバイウエイを通っていくことにした。15号線を252番の出口で下り、 パイソンの街を通り過ぎて、山道に入っていく。丁度カエデの紅葉がきれいだった。 この付近のカエデは、ネグンドカエデ、ビッグトゥースカエデなどであろう。
このシーニックバイウェイは、殆どユインタ国有林*内を通っている。
道はどんどん高度を上げていき、針葉樹やアスペンが優勢になってきた。
ここのアスペンはまだ黄葉していない。
ネボ山は、標高3620mと結構高く、眼下の眺めもユタバレーのユタ湖など雄大である。 道の途中にデビルズキッチンという大げさな名前の断層が見られた。
結局、この道を通過するのに約2時間かかって、6時にネファイに着いた。
ネファイの街は、人口4800人で今回サンフランシスコに行くまで宿泊する予定の街の中では1番大きい街であろう。 であるが、街の中心に信号が1つあるのみ。
ベストウェスターンの宿にチェックイン(宿泊料は、58ドル)してから、近くのスーパーでこれからの必要品を購入する。 ついでにお土産用にユタ州の特産の塩も買う。最近、日本の1部のスーパーでも売っているが、 1個1.9ドルで安く、スーパーの品を買い占めてしまった。
夕食は、モーテル近くのリザカントリーキッチンへ行く。ビールを1杯と思って歩いて行ったが、酒は置いていないという。そうだ、ここはユタ州であった。
ホットビーフのホットサンドを頼んだが、肉がやや塩辛くてあまり美味しくない。ビールが飲めないせいかも知れない。
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