朝は9時半にロッジを出発。地リス達が見送ってくれる。
1930年代スタイルの赤い公園内ツアーバスも出発。
マクドナルドクリーク沿いに Going to the Sun Road (GTTS)を行く。
この道は大変な難工事の末1932年に完成した、ロッキー山脈を横断する道で、ザループからはガーデンウォールの絶壁に切られた道を上っていく。
遮るものもない景色もすばらしく、ヘブンズピーク、バードウーマン滝など道途中にある展望スポットから氷河の作り出した景観が楽しめる。
景色を楽しみながら11時にローガン峠の駐車場に到着。ここは大陸分水嶺になっていて、大西洋に向かう水と太平洋に向かう水が分かれるところだ。
ビジターセンターへ寄ってから、その裏からはじまるヒドンレイクオバールックのトレイルへ。
ローガン峠は標高が2000mを越えているので、このトレイルも殆どが雪の上を歩くことになる。
雪の解けた湿原にはグレイシャーリリーが一面に咲いていてとてもきれいだった。
クレメンツ山を右に、レイノルズ山を左に見ながら、約1時間雪の上を歩いて、ヒドンレイクの展望台に着く。
この展望台近くには、マウンテンゴートの親子がいて、グレイシャーリリーを餌にしていた。なんと贅沢な食事であろう。 こちらも展望台で持参のサンドイッチ、バナナ、ジュースなどで昼食にする。
ヒドンレイクやそれを取り巻くベアーハット山などの景色を楽しんで、 帰りは靴スキーなどで下った (本物のスキーヤーも下ってきたが)。 ビジターセンターへ着いたのは、1時半過ぎ。
対岸の山の絶壁にもマウンテンゴートがいて、白い豆粒の様に見えるが、皆、双眼鏡で観察している。
ローガン峠をくだる途中の道脇にベアーグラスが咲いていたので、駐車して写真を撮る。
ジャクソン氷河展望台を過ぎて、道はセントメリー湖畔へ出た。サンポイントとライジングサンで小休止する。
湖畔の道に赤バスが停まっていたので、追い越そうとしたら前に動物がいる。コヨーテのようだった。
セントメリービジターセンターで一旦公園外へ出る。
ブラックフィートインディアン居留地内の89号線をしばらく北上、バブで左折、再び公園内に入って、シェルバーン湖沿いに西へ向い、
今夜の宿であるスイフトカレント湖畔のメニーグレイシャーホテルに着いたのが、4時半であった。
このホテル*は、グレイトノーザン鉄道が観光客誘致のために1915年に、
この付近のダグラスファーなどの巨木を切り出して建てたスイス風の建物で、米国の歴史的建物に指定されている。
太い木材を使って作り出したロビーなどの空間は見事としか言いようがない。
部屋は1階の湖に面した部屋が取れたが、やはり古い建物でシャワーしかなく、電話もテレビもないので静かな滞在ができる。
夕食は、スイスアルプスの飾りをしたターミガンダイニングで摂ったが、夕日に沈むスイフトカレント湖周辺の山々を眺めながらのワインは贅沢なものだった。
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