日本で見た長期の天気予報では、今日は雨の確率60%だったが、実際の今日は、風邪はやや強いが、 曇り一部晴れで雨は降っていない。風に乗ってブラックコットンウッドの綿毛の実が飛んでいる。 日本で言えば「柳じょ」みたいな風景だ。
ゆっくり朝食を摂って、10時過ぎにグレイシャーパークロッジを出発する。
2号線を西に向かい、マリアス峠で再び大陸分水嶺を越える。
ここに1931年、ルーズベルト大統領が森林の保全を国の政策にした記念碑や
この峠に鉄道を引いたスティーブンスの銅像など歴史サイトがあり、車が止められる。
川に沿った2号線は、鉄道が併走し、交通の要所のようだが、特に見所もあまりない単調な道で、
1時間ちょっとでウエストグレイシャーの公園入口に着いてしまった。
アプガーのレストランで昼食、アルバイトの女の子が愛知の高校に留学していたことがあると日本語で話しかけてきた。
また来年愛知に留学する予定だという。
時間はやや早かったが、予約してあったアプガービレッジイン*に寄ってみたらチェックイン出来るというので
とりあえず湖に面した2階の部屋に荷物を運び込んだ。この部屋は広くて、グレイシャーのロッジでは初めてバスタブ付きで嬉しい。
宿泊料は175ドル。
部屋で少し休んで、まだあまり開けていないグレイシャーの西側へ行ってみる。道路も1部舗装されていない。 グレイシャーの西側は、山火事で一面樹木の焼け跡だらけだ。
公園を抜けて、フラットヘッド国有林*に入った未舗装の道にまたブラックベアーがいた。カメラを取り出す間もなく、
すぐ山火事跡地の藪の中に隠れてしまいろくな写真が撮れなかった。それにしてもグレイシャーには熊が多い。
日本では、ただ1度だけ高校生の頃北海道の芦別岳でヒグマに出くわしたことがあるが、
ここでは、この2日で2回も出くわしたことになる。
開拓地のポールブリッジまで行って戻ってきた。
部屋のベランダから夕焼けに染まるレイクマクドナルドを眺めて、旅の最後の夜を過ごした。
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