朝食はホテルのコンチネンタルブレックファストを食べ、午前9時に出発。
燃料計の針が約半分になっていたので、ペトロリアムステーションでカソリンを入れた。無鉛1リットルが1.1ドル(88円)位だったので日本と比べそんなに安いわけではない。
8号線を一路マウントクック国立公園*へ。 朝方は曇っていたが、マウントクック国立公園に近づくにつれ晴れてきた。
プカキ湖に出て、初めてマウントクックの姿が見られる。標高3754mもあり、湖越しに雄大な姿である。
プカキ湖の西側を北上して人口より多いという羊の群れに道を塞がれながら、約2時間でマウントクックビレッジへ着いた。
マウントクックビレッジから、砂利道を少し走ってホワイトホースのキャンプ場に車を停めた。 ここからケアポイントまで3,40分のトレイルがあり、花が咲いている草原の緩い登りを行く。 途中、雷のような大きな音が時々聞こえる。気温が上がって氷河の雪が崩れる音だが、場所は谷の左の奥のようで、このトレイルからは見えない。
ケアポイントでケアの鳴き声を聞きながら、持参したサンドイッチとジュースで昼食。 眼前には、マウントセフトンの大きな氷壁とマウントクックの岩峰が左右のパノラマになっていて、 しばらく見とれていた。天気も快晴で気持ちがよい。
気持ちの良い好天の中、ビレッジまで下山。気流の関係かUFOのような不思議な形をした雲が浮いていた。
ビレッジの散歩道ボウエンブッシュウォークを抜け、1周り約1時間のガバナーズブッシュウォークを歩いた。
この山には、南極ブナ(Nothofagus)の天然林が残されており、傾斜もきつくなく、
植物を勉強しながら歩くには良いブッシュウォークだ。途中、日本人のガイドの方が休日を利用して
ここに生育している植物を勉強に来ておられ、現地の色々な植物を教えてもらった。
モアという飛べない鳥に葉を食べられないよう幼時には長い硬い葉をつけ、
大きくなると普通の木のようになるニュージーランド固有のランスウッドもあった。
(現在はこの鳥の方が絶滅してしまって、このような複雑な仕組みはもう必要は無くなったらしいが、木の生態は直ぐには変わらない。)
ニュージランドでは、固有種の保護を積極的に行っており、外国から持ち込まれた植物は極力排除するようにしているとのことである。
時間も3時を過ぎたので、ハーミテージホテル*にチェックイン。ビレッジには、ユースホステルを除いて、ハーミテージ系の施設しかなく、
特に、ハーミテージホテル最上階のマウントクックの見える部屋などは、朝夕食込みだがシングルユースで730ドル(部屋指定なしでも465ドル)
もして貧乏人の私にはとても泊まれない。と言うわけで、1番安いモーテルユニットに泊まる。1泊朝食込みで210ドルであった。
このユニットは、ホテル本館から徒歩10分くらい離れており、
夕食はワインを飲まなければならないので歩いて行く。
夕食だけは贅沢をして、ホテル最上級のパラノマレストランで鹿のステーキなどを食した。
勿論、ニュージーランド産の赤ワイン付き。
マウントクック国立公園地図 |
第1日へ戻る |
第3日へ進む |
RETURN TO HOMEPAGE |