V 米国国立美術館

1 ワシントンDCの中心街へ

Stadium Armory 駅

 米国滞在3日目はワシントンDCの中心街へ行くことにしたが、この宿の近くには地下鉄の駅が無く、ニューヨークアベニューの交差点から、バスに乗って、最寄りの地下鉄駅まで行った。
 バス料金は均一で1ドル75セント、おつりが出ないので小銭がいる。地区柄お客は黒人が殆どでわいわいがやがやと賑やかだ。私の降りたかった地下鉄ブルーラインのStadium Armory 駅近くの 停留所で、ここで降れば近いと親切に教えてくれた。

 地下鉄駅入り口に着いたはいいが、40年前にワシントンDCに来た頃は、1本の地下鉄も走ってなかったので、 地下鉄の切符の買い方が判らず、駅員を呼んでやっと買うことが出来た。日本のパスモみたいなカード式のきっぷで慣れると使いやすい。
 地下鉄の騒音でなかなか駅名のアナウンスが聞きとれないなかで、やっとブルーラインからレッドラインに乗り換えて、 Farragut North 駅で降りることが出来た。



 

2 メルボルンハウス

ホテルルージュ  Farragut North 駅からWhite House を右に見ながら、L streetを東に16番streetまで行き、そこから16番streetを北に行くと、Scott Circle に出会う。
 このScott Circleの少し北に、40年ほど前に、連邦政府のPark Serviceと Forest Service に on the job training を受けに来ていたとき滞在した長期滞在アパートメントホテルのメルボルンハウスがあるはずで、 実はそれを探しにここまで来た訳だ。
 だがしかし、遙か昔の記憶にある建物はあるのだが、そのビルディングは、Hotel Rouge*となっていた。1階のKimptonレストランの受付の女性に、 40年前はここはメルボルンハウスというアパートメントホテルでなかったかと聞いてみたが、そんな昔は私の生まれる前で判らないという。
 ただ、道路の向こう側には、First Baptist 教会も昔のままの姿で残っており、当時、大統領に就任したばかりのカーター大統領がロザリン夫人とエイミーちゃんを連れて毎日曜日に来ていたのを このメルボルンハウスから眺めていた記憶があるので場所的にはここで間違いはないようだ。

 40年も昔に帰った気持ちで、この辺を散歩しながら、また、Farragut North 駅に戻った。ここから、レッドラインとグリーンラインを乗り継いで Archives何とかかんとか駅へ。 ワシントンDCの地下鉄は、地下鉄案内図(pdf)には色別に何本もの路線が書かれているが、中心部では、1本の線路の上を行き先の異なるブルーライン、シルバーライン、オレンジラインが走り、 またグリーラインとイエローラインも別の1本の同じ線路を走っているようで、そのことを理解するまで乗り換えには大変苦労をした。

 

第1バプテスト教会

 


 

3 米国国立美術館

国会議事堂

 Archives何とかかんとか駅からペンシルバニア通りの終点にそびえる国会議事堂を眺めながら、国立美術館へ向かう。

 この国立美術館*は、40年前にメルボルンハウスに滞在したときにも何度も出かけ絵画を鑑賞したところで、40年後の現在もやはり入場無料で展示作品の写真も自由に撮れる。
 入口で荷物を預け、カメラだけ持って世界の名作が展示してある西館で心ゆくまで名画を鑑賞して、写真も撮らせてもらう。
 昼食は当時もよく行った美術館の地下にあるカフェテリアで自由に食物を選んで食べる。英語を使わないで食事が出来るので大変楽だ。
 午後も3時頃までゆっくり絵画を鑑賞して(それでも半日では東館にも行けなかったし、西館でもかなり見落としもあるとは思うが)、最後にやはり地下にあるミュージアムショップで、気に入った絵のポスターなどをお土産に買った。

国立美術館の絵 レオナルドダヴィンチ

 

 

 近くの国立インディアン博物館にも行ってみたかったが、1万5千歩も歩いていたし、時間も無いので省略することにして、美術館前からタクシーを拾ってホテルまで帰った。 行きのバスと地下鉄の乗り換えと比べて、ずいぶん早く約20分で帰り着いた。料金は3.6マイルで16ドル、チップを3ドル足して計19ドルほどだった。

 夕食はまたニュヨークアベニューの交差点近くのケンタッキーフライドチキンの店から5ドルのK5セットをto goして宿の部屋でのんびり食べておしまい。
近くに酒類の販売店が無く、ノンアルコールの夕食であった。

 3日前に宿まで送ってくれたタクシーの運転手さんの携帯電話に電話して、明日の朝の車の予約をしてから休む。

 


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