T ツーソンから東サワロ国立公園へ

1 ロスアンゼルス国際空港

ロスアンゼルス国際空港

 日本も寒さが増してきた12月始めの日曜日、UA890便は、ロスアンゼルス国際空港に9時前に着いた。
 イミグレーションの際、顔写真と指紋を採られ、入国。受け出した荷物はそのまま次の便に預けたが、 人間の方はクリーニングされたセイフティゾーンから外に出てしまい、5分ほど歩いて国内線のターミナルへ行くことになった。 第8ターミナルの入り口でまた長蛇の列の保安検査を受けてUAの国内線ゲート85へ到着。
 ツーソン行きの便は、12時過ぎに出発なのでゲート前にあるスターバックでパンとコーヒーで昼食を摂った。

 

 

スカイウェスト機

 ツーソンまでは、スカイウエストの小さいジェット機で1時間半のフライトだが、時差が1時間あるので、ツーソン空港に着いたのは、3時ということになる。
 レンタカーのオフィスは空港ターミナルの直ぐ横にあり、荷物を転がして歩いて行くことになる。 インターネットで予約済みであったので30分程で手続きも終わり、出発できた。 車は銀色のフォードフォーカス、まだ1600マイルほどの走行距離であった。

 


 

航空機の駐機場

 空港から、東へ約15マイル、30分のドライブでサワロ国立公園イーストに着くが、 その道の途中には、航空機の駐機場にズラリと大きな飛行機が並べてあったり、飛行機博物館やら米空軍の基地キャンプなど 航空関係の施設が多かった。この付近は、年中、空気が乾いているので、飛行機の保存には適しているようだ。


 

2 サワロ国立公園東部

サワロサボテン

 サワロ国立公園*の入り口に到着したのは、丁度4時、日没まで時間も無いので、 早速一方通行のカクタスフォレストドライブをドライブ、まさに林と言えるほどのサワロサボテンの林立だった。
 サワロサボテン(Cereus giganteus)は、サボテン科のハシラサボテン属で、200年も生きるサボテンである。 成長は大変遅く、30年経ってやっと花が咲き、75年であの特徴のある腕が出だし、高さ15mになる。
 原住民のトホノインディアンにとっては重要な植物で、果実から、ジャムやお酒、繊維は家に使ったりしていたようで、 サワロの果実が採れる時期が原住民の新年の始めであったそうだ。

 

サワロ国立公園の風景

 様々なサワロを見ながらドライブを1周すると1時間かかる。入り口のビジターセンターに戻ってきたら、 丁度5時10分の日没になったので、公園を後にした。


 

 道は、ビジタセンターから南へ下り、コロッサル洞窟公園*の横から、I-10号に乗ることになり、
今夜の宿を予約してあるベンソンまで夕焼けを眺めながら約1時間の道のり。


3 ベンソン

ホリデイインエクスプレス

 ベンソンのホリデイインエクスプレスに着いたのは6時過ぎで、冬の日は暮れるのが早くもう真っ暗だった。気温も砂漠地域なので急激に下がり寒い。 0度近くにはなっていたようだ。
 宿には、レストランが無く、また、ベンソンの郊外で、あるのはガスステーションとマックやサブウェイなどのファーストフード店しかない。 街の中心まで行けば、レストランもあると教えてくれたが、面倒でそのままガスステーションに併設のピザハットで夕食とあいなった。
   長旅と時差ボケのため、早めに休む。
 本日の走行距離は、約60マイル。


 


写真をクリックすると大きい写真が見られます。


 東サワロ国立公園地図 

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