流石に朝は寒く、車の窓に霜がついていた。朝食は昨日行かなかったレストランでゆっくり食べ、10時頃に宿を出発した。
午前中は、公園の西側を廻ることにして、ロスマックスウェル道路に入る。反対側から見るウィンドウが逆光できれいだ。
とりあえず、30マイル先の終点、サンタエレナ渓谷まで行くことにして、道路沿いにあるビューポイントはすべてパスする。
メキシコとの国境になる川、リオグランデが岩を削って流れて来るところがサンタエレナ峡谷で、
手前のターリンガ川の水量が少ない時は、ここを徒歩で渡って峡谷の内まで行ける歩道がある。
幸い今は雨量の少ない時期でターリンガ川の石の上を渡って少しトレイルを歩くことが出来た。
渓谷から見るリオグランデは思ったより狭く、ジャンプすればメキシコまで越境出来そうな感じだ。
水の色は日が当たらず濃い茶色に見える。
川沿いのカールソンビジターセンターまで戻り、持参のバナナやビーフジャーキーで昼食。このビジターセンターは、 今から100年ほど前メキシコとの国境紛争で、米国軍隊が駐留していた建物だそうだ。この辺の標高は660mまで下っている。
帰りの道は、各ビューポイントに駐車して景色を堪能してもどった。セロカステラン、タフキャニオン、ミュールイアーポイント、 ゴートマウンテン、ソトール展望台、ホーマーウイルソン牧場などそれぞれ特徴のあるポイントだった。
パンサービジターセンターの前を通り過ぎて、東に進み約20マイルでリオグランデビレッジに到着、 ここは公園の東の端でビジターセンター、キャンプ場、雑貨店に簡易なガソリンスタンドまである。 ここで標高は560m。
更にもう少し先の終点、ボキラス渓谷展望台まで行く途中、コヨーテやミチバシリが道沿いに出てきた。 ボキラス渓谷の展望台からは、リオグランデが草原を緩やかに流れ、対岸のメキシコの集落も見ることが出来る。 ここは100年前、銀銅鉱山のケーブルが対岸まで繋がり、国境を越えて原料を運んでいたところだ。 ボキラス渓谷の短いトレイルを少し登って展望を楽しんだ。
ビレッジからの帰り道の途中にある小さなトンネルを超えてしばらく行くと、
左側にホットスプリングへの未舗装の道がある。2マイルほどこの道を行くとまたリオグランデの川岸に着いた。
温泉の案内板も無かったが、先住民のピクトグラフを見ながら川沿いに500m位歩いて下ると、川の中に温泉があった。
皆、水着を着て入っている。
今回は、水着を持ってきていなかったので、足湯で我慢せざるを得ない。それでも40度くらいの丁度良いお湯加減で足の疲れが取れる。
部屋でゆっくり休んで、夕食はレストランまで行って摂ることにした。山の中なので無難にステーキを注文、 ワインは、カリフォルニアのシャルドネ、きりっと冷えて美味しかった。
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