9月8日、今日は曇りで天気があまり良くないが、ジェニーレイクを船で渡り、インスピレーションポイントまで行くことにする。 ジェニーレイクビジターセンターからのシャトルボートは、約5分で対岸に着く。往復7ドル
対岸の登山口から、20分登るとヒドン滝に到着、そこからは、やや急な上り坂を10分でインスピレーションポイントに着いた。 折悪しく雨が強くなり、傘を差して登ったほどで、展望もあまりきかなかった。
インスピレーションポイントで、大きな木の下で雨宿りをしている人たちの所に入れてもらう。大きい傘の下の雨宿りですねと冗談を言ったら、 この木はダグラスファーだよと答えが返ってきた。
自然に木の話になってこの地域は針葉樹は殆どロッジポールパインだけれども、インスピレーションポイントのように 山がちになってくるとダグラスファーやエンゲルマンスプルースが出てくるとのこと。また、この地域には、マツはもう1種Limber Pine (フレキシマツ)が あって、ロッジポールパインが2葉なのに比べ、フレキシマツは5葉なので区別がつくと教えてくれた。
植物に詳しいわけで、ワイオミング大学の環境学の教授をしていて、2年前に引退したのだと言う。その時私たちの話を聞いていた別の雨宿り組の1人が 私は学生時代に先生の授業を受けたと言いだした。何という偶然、話はそちらの方に移ってしまった。
1時間ほどのドライブでイエローストーンに入る。公園に入るとすぐ大規模な山火事の無惨な跡地が広がる。 1988年の史上最悪の火事の痕跡だ。ただ、イエローストーンの大半を占めるロッジポールパインは、火事の高熱でのみ開く種も持っていて、 林床には、稚樹がびっしり生えていて更新がなされているところが多い。
ルイスレイクのキャンプ場で、持参のバナナ、クラッカー、ジュースで昼食にするが、風も強くなって寒くて外に出られず、車内での食事になる。
ウエストサムのガイザーベイズンもセーターを着込んでも寒く見学もそこそこに切り上げる。
グランドティートンは、標高1800m、ここは2350mなので寒さも厳しくなるのは当然だが、
風も吹き、体感気温は、2,3度といった感じである。
3時頃に、今夜の宿、レイクイエローストーンホテル*に着いた。部屋は、シャワー、トイレ付きの フロンティアキャビンで、84ドル。フロントには、日本人の女性が居て、 夕食は予約が必要だとのことで6時の予約をする。
キャビンでしばらく休んでから、晴れて暖かくなっても来たので、ガソリンや買い物がてら近くのフィッシングブリッジへ出かけた。 途中で、車が渋滞している。グランドティートンでは見かけなかったバイソンが群をなして帰ってくるところだった。
宿に戻って、夕食は、ホテルのダイニングで、サーモンのステーキを食べた。ビーツのソースがワサビのような辛みがあって美味しかった。
料金も16ドルでリーズナブルであろう。
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