常緑の高木で、オンコ、アララギとも呼ばれる。雌雄異株。
葉は、有刺鋭頭で線形。軟らかく、触れても痛くない。葉裏に2つの幅広い気孔線がある。
種皮は、美しい紅色で食べられる。
材は、彫刻、細工物に。樹は、庭園樹などに植えられる。
分布 北海道、本州、四国、九州、朝鮮、満州、シベリア東部など。
種皮が黄熟するものは、キノミオンコ var.luteo-baccata Miyabe et Tatewaki と言い、
余談ではあるが、命名者のひとり、館脇 操博士の息子さんと札幌の中学で一諸に勉強した御縁がある。