9月12日は、7時に起き、昨日コンビニで買っておいたパン、ジュース、ヨーグルトの朝食。直ぐにクイックチェックアウト(部屋で電話や飲み物などを使ってなければ、カードキーを封筒に入れて、館内のポストに投げ込むだけ)で出発。 ラスベガス市内の交通事故を横目で見ながら、515号線を一路フーバーダムへ。約一時間で着いた。
このダムは、1929年の不況対策として、時のルーズベルト大統領によって行われた大規模な公共事業により、1935年に完成したもので、高さ200メートル以上もあるアーチ式ダムである。 昔、学校で習ったことを思い出して感心することしきり。
コロラド川をせき止めて出来た貯水池は、ミード湖と名付けられており、ハウスボートなどのレクリエーション基地になっている。この上流が、今日行くグランドキャニオンだ。
フバーダムを後に、93号線を南下。乾燥地帯で、樹木はほとんど生えていず、セイジブラッシという灌木が点々とあるのみ。約65マイルでキングマン*に到着した。
ここでハンバーグで昼食をとり、ガソリンをセルフで入れようとしたが、日本では、車のガソリン注入口を開けたことがないので、なかなか開けられず、スタンドの人に開けてもらって給油、半セルフになってしまった。アメリカのガソリンスタンドは、 コンビニも兼ねているものが多く、日用品や食料も売っているので旅行者には便利である。
キングマンからは、西部開拓で有名なルート66号*に道を取った。この道は、小さな街がポツポツある平坦なのんびりした道で、サンタフェ鉄道が右側に平行して走っており、時々、長い長い貨物列車とすれ違った。
セリグマンでルート66号から離れ、40号をウィリアムズ*へ。この街は、人口2、500人、グランドキャニオンの基地でホテルのたくさんある街。ここから64号を北上、 一路グランドキャニオンへ。
カイバブ国有林*に入るとポンデローサ松の森林が続き、
この平原が尽きたところが、グランドキャニオン*の南壁であった。(ウィリアムズから約50マイル)
公園のエントランスで、ゴールデンイーグルパスポートを50ドルで買って入園。このパスポートは、米国の国立公園やレクリエーション地区に1年間何回でも使えるもので、
今回のように、何度も公園を訪ねる旅には、お買い得だ。
最初にマーサーポイントに行った。4時を過ぎていたので、谷の陰影もはっきりしており、昨年見られなかったキャニオンを心ゆくまで眺めることが出来た。 何億年もの歴史を刻んだ地層の色の変化に圧倒される。 そして、何よりも、大自然は、静寂そのものであった。
予約しておいたサウスリムの縁ギリギリに建っているサンダーバードロッジ*にチェックイン。 部屋の窓からも夕方のキャニオンが見える。(バス付きで119ドル)
夕食は、有名なアリゾナステーキハウス*で食べようと思ったが、1時間待ちとのことで、ブライトエンジェルロッジのレストランで食べた。米国の食事は、量が多過ぎるので何時もは、 1人前で良いのだが、レストランでは、1人前を注文するというわけにもいかず、2人分頼んで結局あまり気味。
明日に備えて早く寝る。本日の走行距離は、290マイル。
グランドサークル地図 |
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