V グランドキャニオンからモニュメントバレーへ

1 朝のグランドキャニオン

朝のキャニオン

 朝5時半に起き、日の出を見にエルトバーホテルの前庭に行く。今日も快晴で、6時12分に日の出。日の出は、何処で見てもあまり変わりないが、 その後の岸壁の美しい輝きと変化は何処に行っても見られないだろう。

 ロッジに戻り少し休んでから、買ってきたフルーツなどで、また、部屋で朝食。 

ブライトエンジェルトレイル

 

 コロラド川まで下るブライトエンジェルトレイルを少し歩いてみようと、8時に出発。 入り口のトンネルをくぐり、30分ほど下った。

 途中、ミュールラバに乗って下る人たちに追い越されたり、 樹木を見たり、楽しみながら歩いた。もうしばらく下りたかったが、時間が無いのと帰りは登りに なることを考えて、急な下り坂の前で引き返す。

 帰りの登りもそんなに急ではなく、リスなども度々かわいい姿を見せてくれる。

 トレイルヘッドに戻って、往復約1時間ちょっとだった。ここからの眺めも素晴らしい。

2 車のパンク

デザートビュー

グランドキャニオンビレッジを11時頃出発し、イーストリムの各展望ポイントで、キャニオンを眺める。 それぞれビュートや谷の景観がかなり違う。

 ネイテイブのホピ族の先祖アナサジの人々の遺跡を見てデザートビューへ向かったが、公園の道は、やや狭く路肩の白線をちょっと越えてタイヤを 落としてしまった。といっても、舗装面と舗装してない路肩の差5センチ位だったが、時速50マイル(80キロ)で走っていたのと、 小さな岩があったのか、パンクだけでなく、アルミホイールが曲がってしまった。

 リパンポイントでタイヤ交換をしようとしたが、工具が甘くなっていてタイヤのナットが外せない。 困っていると、カリフォルニアから来たという若い人たちが自分の車の工具を貸してくれて手伝ってくれた。 フランクな親切は、とても有り難かった。

 それでもしっかりとデザートビューで景色を見、スナックの昼食を取って、スペアタイヤでは、 時速50マイル以上で走ってはいけないと注意書きにあるので、ゆっくりと1番近い(55マイル先)テューバシテイに向かう。

3 テューバシテイからフラッグスタッフへ

 テューバシテイ*(人口4千人)の入り口のタイヤ屋さんで、タイヤ修理と交換を頼んだが、タイヤは直せてもクーガーのアルミホイールは、 取り寄せるのに3日かかるとのこと。仕方なくハーツの緊急電話に連絡を取ったら、ここから1番近い営業所は、フラッグスタッフで そこで車を交換した方が良いとのことで、80マイルも戻ることになるが、意を決して時速50マイルで戻った。こんな遅い速度では、 直ぐ他の車に追いつかれるが、アメリカは、マナーが良く、クラクションを鳴らしたり、無理な追い越しはしないので助かった。

4 フラッグスタッフからモニュメントバレーへ

 フラッグスタッフ*の飛行場にあるハーツの営業所で手続きをして、新しい車と交換してもらったらもう6時過ぎになってしまった。 今晩の宿グールデイングロッジに遅くなるとの電話をかけるのだが、エリア番号が変わっていたり、やっとかかってもテープが回っているだけで 連絡が取れず、3,40分も電話に時間がかかってしまい、諦めて、カードでデポジットが取られているから、 連絡なしでも何とかなるだろうと、今来た道をモニュメントバレー目指して175マイルも戻ることになった。

 7時を過ぎるともう真っ暗で、周りは全く何も見えず、というより何も無く、前を行く車のテールランプだけが頼りの道 だったが、今度は、時速70マイル以上で走れたので、10時にグールデイングロッジ*に着いた。(ユタ時間は、11時)

 心配していた部屋もキャンセルにせず取っておいてくれて助かったが、1日330マイルも走り、流石に疲れて直ぐ眠ってしまった。


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