W モニュメントバレーからパウエル湖へ

1 モニュメントバレー

グールデイングロッジ   朝起きて本当にびっくりした。まわり一面、全く赤色の世界だった。昨夜は、真っ暗な中をドライブしてきたので、 自分達がこんな真っ赤な砂の、他の星に居るような世界に居るなどとは、夢にも思わなかった。

 今日は、ロッジのレストランで、卵、ベーコン、ジュースの典型的なアメリカンブレックファーストを食べた。2人で10ドルと 安かったが、とても美味しかった。

モニュメントバレー

 ロッジを出て、モニュメントバレー*のビジターセンターへ行く。ここは、国立公園ではなく、ナバホ族の公園で、 ゴールデンパスポートは使えず、1人2.5ドル必要。

 ここから、園内を回る道があり、自分の車でも入れるが、砂道なので昨日のパンク もあって、ガイド付きツアーに乗る。

 車は、ボロの四駆ジープ、ガイドは、ナバホの20才の青年だった。約2時間でジョンフォードポイント などの見所を廻ってくれたが、 様々な形をした赤い岩(メサ、ビュート)が、林立していて、西部劇の舞台にいるようだった。 植物は、ユタジュネパー、セイジ、刺のある灌木がほんの 少し生えている程度だが、こんな貧しい植生でもナバホ族は羊を飼っている。  

モニュメントバレー

 昼食は、ビジターセンターのレストランに入ったが、アメリカ人の団体が大勢来ていて注文に時間がかかってしまった。 アメリカ人も団体で観光するのかと妙なところで感心。

 ペイジへ向かう途中、モニュメントバレーから離れるところで、特徴のあるアウルロック(ふくろう岩)が見送ってくれる。
 

2 パウエル湖(ペイジ)へ

 ペイジまでは、約120マイル。ケイエンタを過ぎたあたりから、小雨が降り、初めてワイパーを動かす。広い平原なので、見晴らしは良く、 雲の下だけ雨が降っているのが、はっきり判る。


モニュメントバレー  160号を右折して、98号に入ると雨が降る地域なのか樹木も少しづつ現れてくる。まだ、たまにスクエアビュートなどの岩山が残っている。

 ナバホの火力発電所近くにアンテロープキャニオン*という1931年に発見された地下の渓谷があったが、 時間も5時過ぎていて、ガイドツアーでないと入れないとのことで通過、ペイジの街に入る。

 しばらくぶりの街で(人口6,600人)、予約しておいたデイズインを探すのに手間取ったが、5時半に到着。

 ホテルにレストランが無いので、夕食は、近くに一品香大飯店という店を見つけて中華料理にした。味は、本格的でなかなか良かったが、 スチームライスと頼むと、プラスチックのおひつに白飯を盛って出てくるのは、日本式と中華がミックスされている感じであった。

 デイズイン*は、街の郊外にあり、部屋は広く、宿泊料は92ドル。

 今日の走行距離は、120マイルと昨日の3分の1。


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