X パウエル湖からグランドキャニオン北壁へ

1 パウエル湖

グレンダム   今日は、まずパウエル湖をつくったグレンキャニオンダムへ。このダムは、コロラド川の洪水調節を主目的に、1964年に作られた比較的新しいダムで、 高さは、200メートル以上もある。

 ビジターセンターへ寄って、ワーウィープマリーナまで行く。ここから、レインボウブリッジへ行くボートツアーが出ているが、 車のパンクで半日つぶしてしまったので、諦める。

ハウスボート   パウエル湖には、キッチン、冷蔵庫、応接セットなどのついた豪華なハウスボートで長期休暇を楽しんでいる人が大勢いた。

 ワーウィープロッジでインデイアンの人形をお土産に仕入れて、グランドキャニオン北壁を目指して出発。


2 リーズフェリー

リーズフェリー   89号線をしばらく南下し、ビタースプリングスで89A号線に入り北上、ナバホ橋でコロラド川を渡る。渡ってからさらに川上へ遡ると、 リーズフェリーで川の水面 に達する。ここは、グランドキャニオンの筏下りが出発するところだ。

 コロラド川は、ここまで青い奇麗な水で流れてくるが、支流のパリア川から濁った茶色い水が流入してきており、しばらくは、清流と濁流が混ざらずに くっきりと分かれて流れる珍しい光景が見られた。
 このパリア川の上流には、土地管理局(BLM)が管理している The Wave*という地層が 美しい縞になったところがあり、そこからこの沢沿いに何日も掛けて下ってくると、ここのコロラド川との合流点に出てくることになる。

 この渓谷で大きな白い花を見つけたが、後で花も葉も致命的な毒を持つダテューラという植物だと判明。

 ナバホ橋まで戻り、それからヴァーミリオンクリフに沿って南下、クリフドウェラーという一軒屋(レストラン兼モーテル兼ガソリンスタンド)で昼食を取った。

3 グランドキャニオン北壁

ハイデン岩   カイバブ台地に上がると、また国有林になり、サウスリムと違いポンデローサ松が大きく伸び、密度も高い森林地帯であった。

 国立公園内に入って、最初のポイントがポイントインペリアルで、標高が一番高い(2683m)ところだ。 眼下に、2億6千万年前のココニノ砂岩の頂上をもつマウントハイデンが良く見える。

 

ペイントブラシ 

 次に、ノースリム先端のケイプロイヤルまで足をのばす。

 インデイアンペイントブラッシや クリフローズなどの花がまだ咲いていてきれいだった。。

グランドキャニオンロッジ

 

   ケイプロイヤルから40分戻って、北壁のグランドキャニオンロッジに5時に着いた。このロッジは、宿泊は一軒一軒独立したログハウスで 静かでとても良かった。(85ドル)

 ここには、このロッジだけしかないので、夕食は、前日から電話で予約して、このロッジの丸太組の大きなレストランで頂く。 フランス料理のコースだったが、アメリカにしてはまあまあの味だった。

 本日の走行距離は、114マイル。


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