\ 再びウィリストンへ

1 16号線へ

16号線

 朝起きてみると強風は止んで、小雨が降っているだけになっていた。天候がひどければ、こちらに来た時と同じ85号線を引き返すしかないと思っていたが、 これなら西側の新しい道でも帰れそうだ。
 午前7時に宿をチェックアウト、料金は332ドル、観光地のためかあまり安くはない。

 インターステイツ94号に出て、西へ向かう。州境のExit1で降りて直ぐ右折、16号線に入った。
この道はずっとモンタナ州との州境に沿って北上するが、交通量は全くない。オートクルーズを入れたら一定速度で長い距離をブレーキもアクセルも触らないで 車は進んでいく。人家も殆ど無く、ランドマクナリーの地図にも載っているTrottersという所は道ばたに家が2軒あるだけで、周りを見回しても牧草地の他は全く何も見えず、 こんな所で車が故障したらお手上げだ。

 Trotters を過ぎて30分位で左折して16号線と別れ、ベニーピア道路(38号線)に入る。リトルミズーリ国立草地(Little Missouri National Grassland)を出ると私有地になったためか、 また石油汲み出しのポンプがあちこちに現れてくる。ウィリストン盆地の一角にまた戻ってきたようだ。

 モンタナ州に入りイエロストーン川を渡るとシドニーに着く。ここは割と大きい街のようで、交差点にガスステーションがあった。コンビニの他にカジノも併設している。 カジノを覗いたら、ここは会員制だが、飲み物を取れば誰でも出来るとのこと、運試しをしようかと思ったが、9時半を過ぎていてあまり時間も無いのでパス。
 フェアビューを過ぎてまた、ノースダコタ州に戻り、直ぐ左折、58号線に入る。これが工事中のひどい道で雨上がりのドロンコ道を10マイル位走らされた。 レンタカーは泥まみれ。


 

2 Fort Union Trading Post と Fort Buford

Fort Union Trading Post

 ミズーリ川の本流を渡って1804号線を直ぐ左折すると、Fort Union Trading Post に出る。 ここは、1828年から40年近く、周辺のアシニボイン族やクロウ族、ブラックフィート族、スー族など先住民と 白人の平和的交易の場であって、現在は米国の西部開拓の記念物として国立歴史地区に指定されている。


 

イエローストーン川とミズーリ川の合流地点  ここから1804号線を東に戻ると、イエローストーン川とミズーリ川の合流地点がある。 この近くに、Fort Buford という1866年に建てられた軍事的な砦があり、当時の兵宿などの建物が復元されている。 場所としては、あのシッティングブル酋長が1861年に正式に降伏した場所なのだそうだ。
 川の合流地点には、ミズーリ・イエローストーン合流地点案内所があり、ミズーリ川などを遡って太平洋まで探検した Lewis & Clark の展示品などが見られる。 12時をかなり過ぎてしまっていたので、ここの庭で持参のパンなどで昼食にした。


 

3 再びウィリストン

石油運搬貨物列車

 1804号線に戻って、再び85号線に出合って、午後2時にウィリストンに戻ってきたが、 これは山岳部時間で既にミズーリ川を渡ったのでウィリストンではもう午後3時と言うことになる。
 宿は前と同じ、グランドウィリストンホテル*、日本人は少ないせいか、レセプションの人は覚えていてくれ、お帰りなさいと言ってくれた。
 荷物を宿におろし、レンタカーを返しに行く。ガソリンは満タン返しの契約なので、近くのガスステーションでガソリンを入れたが、 洗車場はなく、58号線で付いた泥が落とせないまま。いささか気が引けたが、そのまま空港のレンタカー返却場所に返しておいた。 レンタカー事務所には誰も居ないので、キーを返却箱にドロップするのみで終了。

 

 時間もあるので空港付近を散歩、空港と言うことでホリデイインなどの宿泊施設が多数有り、更に巨大なウォールマートなどの商業施設も並んでいて 近郊のショッピングセンターになっているようだ。
 ウォールマート内のサブウエイで軽い夕食を摂ってグランドウィリストンホテルへ戻って休んだ。


写真をクリックすると大きい写真が見られます。


 ノースダコタ州西部地図 

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